Contents
「教師」の世界の「出世」とは
「教師」の世界にも「出世」がある。
「教諭」の先生は、ライフプランを描くのに、
・このまま教諭か
・教頭になるか
と考え始めるだろう。
世間から見ると
教師の出世=校長 になること。
「校長」は、出世したと考えられる職だ。
一般論でなく、教師から見ても、「出世した人」だと言える。
今回は、「教師」の「出世」は簡単ではない、ということについて解説します。
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「教師」の「出世」のステップ
教師の世界の出世のステップは、次のようになっている。
パターン1
教師の出世街道1
講師<教諭<主幹・指導教諭<教頭(副校長)<校長
でも、このステージの順番に進まない道もある。
パターン2
教師の出世街道2
教諭<教育委員会<校長 というステップもある。
大学新卒で、「教員採用試験」に合格し、
教諭経験を積み、→「教頭試験」に合格した、が、
「学校管理職」ではなく、教育委員会の→「指導主事」となる。
指導主事は、教頭と同じ位となるので、→「校長試験」を受ける。
「指導主事」の職務に就きながら「校長試験に合格」すると、「出世街道2」のようなパターンになる。
「校長」になるまでの道は、人によって違ってくる。
「校長」を目指して進んでいても次のようなパターンもある。
パターン3
教師の出世街道3
教諭<教頭<主任指導主事・統括指導主事
「校長」を目指してがんばった結果、「校長試験」に合格!
したのに…
まさかの教育委員会への人事で「主任指導主事」や「統括指導主事」の職務に就く場合も、まれにある。
その場合は、「校長」と位は同じだが、学校管理職ではない。
つまり、「校長」ではない。
位は同じだが、各校の校長に「指導助言」をする立場となる。
いずれにせよ、出世によって「自分が目指した」職に就けるかどうかは、よくわからない部分も多少ある。
「校長」になりたがっている「統括指導主事」もいるし、「教頭」を経験していない「校長」もいるのだ。
先の道が見えにくい「教師の出世」。
「教師の出世」は、道が見えにくいだけではなく、
そもそも「出世」することは思い通りにいかず、人によっては大変難しいものなのだ。
そして、「人によっては」逆に、さらっと進む、至って「イージーなもの」でもある。
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「教師」の世界の「出世」が難しい理由
「教師」の世界の「出世」がなぜ、難しいのか。
その答えは、次のようなものがある。
そもそも「出世=良いこと」だと考えられていない
「教師」として、立場がステージアップしていくことが、良いこと、だと考えられていないケースがある。
特に、「教諭から、教頭職へ」のステージアップは、周囲からの嘆きすらうかがえる。
なぜなら「教頭」という職務は、「激務」だからだ。一年中、校内で一番多忙だろう。
「教頭」は「教諭」の担任だ
「教頭」は、管理職ということで、”教諭”に対する指導助言をしたり、官規を守らせたり、はたまたPTAとの連絡調整、校長と運営方針の打ち合わせなど。
早朝からの出勤や、日中の電話応対、夜遅く学校の施錠など一日中縛られることが多い。
これを「出世」というのか。
悲しくも現状だ。
だれでも「出世」するわけではない
「教諭」の場合は
・「管理職選考試験」に合格すれば、「教頭」か「指導主事」になることができる。
・「主幹選考試験・指導教諭選考試験」に合格すれば、「主幹教諭」か、「指導教諭」になれる。
「教諭」は、どちらの道を選ぶこともできる。
これらの試験に合格すると、教師のポジションが「ステージアップ」することになる。
上記の試験については
・倍率は、ほとんど公表されていない。
・過去問が売り出されているわけでもなく、対策しづらい。
・ただ、選考試験としては毎年行われている。
・教頭職は、選考試験の倍率がぐんと「低い」年もあるらしいが、落ちる人は落ちる。
「指導主事・教頭」・「主幹・指導教諭」選考試験のためのポイントは
教頭になるには
教諭職をそつなくこなしており、校長からの推薦の度合いや、教育実践の実績、などによっては、教頭試験は合格する可能性がある。
主幹・指導教諭になるには
教諭職をそつなくこなしており、校長からの推薦の度合いや、教育実践の実績と、”バランスがいい人”が有利である。
それプラス、主幹教諭は「将来的な展望」を描いているか。管理職像を描いているか。指導教諭は、「他の教諭にどんな指導ができるか」が問われる。
これらの試験、倍率がいくら低くても現実問題としては、
”誰が受けても合格できる試験というわけではない”。
※そもそも倍率なんてあまり関係ない。1.0倍以下でも落ちる。
が、はたまた”不思議とあっさりと合格しうる選考試験”でもある。
この選考基準がわかりにくいの。
でもやはり、選考試験には、常にポイントがある。
選考試験のポイント
「教員採用試験」=普通の人を選考する試験
「主幹・指導教諭」=普通の人&〈主幹教諭〉バランスのいい人、〈指導教諭〉専門的な知見があり教諭へ助言できる人
「教頭」=普通の人&推薦・強み・認知度などが、何かしらある人
「主幹教諭選考試験」の試験内容については以下に掲載中です。
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「出世」する道を選ばせてもらえない人もいる
これは、教師の出世が難しい、大きな理由の一つだ。
教師がステージアップすることを「出世」と考えるなら、ステージアップするために”選考試験”を受けることになる。
この”選考試験”は自分で受けることを決められるものだが、合格するかどうかはまた別の話。合格のためには、”バランス”や”推薦”、”強み”、”認知度”といったことも必要な要素となる。
それを判断し、後押ししてくれるのが、一般的には「校長」となる。
”本人の意志”も必要だが、”推薦”がある方が選考試験には、当然強い。
出世する四街道は
”本人の意志はある”が”推薦が無い”場合=受かりにくい
”本人の意志はあり”また”推薦もある”場合=受かりやすい
”本人の意志がなく”また”推薦もない場合”=受験不可
”本人の意志がない”が、”推薦がある”場合=受かりやすい
の4つのパターンが生まれる。
いずれにせよ、「強い推薦」が教師の行く末に影響してくるのだ。
つまり
「強い推薦」=教師は「自然出世」の道が多いと言える。
選考試験は、教師としてのライフステージの分岐地点。
選考試験は、校長から薦められたり、あるいは自分で探して受験したりする。
自分一人で受験することを決めて試験を受けても、”選考試験”は”教員採用試験”とちがって、個人成績が高いからと言って”合格”するとも限らない。
そこで、「出世」したいからと言って、校長の「太鼓持ち」のようになるのもおかしい。
そんな人を「強く推薦したい」とは、そもそも校長も思わないだろう。
教師の世界の「出世」は、「自然出世」が多い。
個人成績が高いことだけでなく、チーム内での役割や人間関係、教科、クラス、部活、学校運営等の”バランス力”で総合的に判断される。
だから、選考試験を受ける人は、学校内でもまずは”学年主任”や”生活指導主任””教務主任”など、全体が見渡せる分掌に就き、学校運営に携わることが多い。
そして、選考試験を受ける前に、そのような分掌に就くことを薦められるかどうか、ということがまずは必要だと思われる。
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学校運営に携わるような分掌に就いていなくても、職歴や年齢等の要件「各自治体 管理職選考試験受験資格 文部科学省」を満たせば受験することは可能だが、”合格”は他の要素が必要だと考えた方がいい。
どうすれば「出世」できるのか
「自分の思い通り出世する人」もいれば、
「自分の思いとは違うが出世してしまう人」もいる。
「出世したくても、出世できない人」もいるし、
「出世したくないから、出世しない人」もいる。
教師の世界で「出世」したいのなら、「出世する人」になるか、「出世してしまう人」になるのだ。
(逆に、「出世」したくないなら、個人プレーに走り、いろいろなことを拒否り続けると良い。)
\いまの私 手軽にすぐ占える/
「教師」が「出世」するのに一番必要なもの
教師の出世に一番必要な力。
その答えは「バランス」だ。
教師の世界は、個人の実力や成果が目立つ世界でもあるのだが、その成果を追い求めることで、周りとの「調和が崩れてしまう」場合がある。
それは、私立学校ならともかく、公立学校の場合は「学校運営」に影響する。
校長としては、「学校運営をいかに円滑に回すか」という点が常に頭の中にある。
学校運営に必要な人は
「協調できる人」
「連携できる人」
「調和が図れる人」
「人と相談して話を進めていける人」
「それなりに支持される人」
を登用したいと思うものだ。
例えば、「生活指導」バリバリの先生がいる。生活指導がきっちりできるということは、生徒の規律を保つことができるためにも、学校に必要な教師であることは間違いない。
では、「生活指導」バリバリの教師が、スムーズに「出世」するのか。
「出世」という観点で、見ると一概にそうは言えないのである。
それよりも、
「協調できる人」
「連携できる人」
「調和が図れる人」
「人と相談して話を進めていける人」
「それなりに支持される人」
であることの方が、「出世」にはつながりやすい。
よく言えば「ニュートラル」な人材。
悪く言うと「何も考えてない奴」だ。
「協調できる人」「連携できる人」「調和が図れる人」「人と相談して話を進めていける人」「それなりに支持される人」は、「バランス感覚」のいい人。
そのバランス感覚は、「職員室内での人間関係」にも関係する話だ。
そこで、職員室内でのパワーバランスについて考えてみたい。
管理職を目指す方は…
近年、「日本語指導が必要な生徒」が在籍することも増えてきています。
また、ALTの先生などとのコミュニケーションがあったり、時々、英語力が求められる場面もあります。
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職員室の人間関係と「出世」とのつながり
「協調できる人」
「連携できる人」
「調和が図れる人」
「人と相談して話を進めていける人」
「それなりに支持される人」
が「出世」しやすい理由としては、職員室の人間関係にも関係がある。
職員室には、年齢や性別のちがう、いろいろなタイプの先生がいる。
「教師」だからといって、一人で何でもできるわけではなく、得意ジャンルや不得手のジャンルの仕事がある。
ましてや中学校なんかで「教科」がちがうと、それぞれの教師の「特性」がちがってくる。
だから、分掌や役割を決める時に、「教師」の特性に応じたポストが割り当てられる。
「不得手ジャンルが多い」あるいは「不器用な教師」「視野が狭い教師」といったタイプの教師や、「パソコンやアナログ何でもこなす」「視野が広く頭の回転が速い」「柔軟なコミュニケーションが図れる」「器用」など職員室にはさまざまな教師がいる。
そんな多種多様な人の集まりである職員室内だが、集団ができる場所では、「序列」が生まれるのだ。
職員室内は、同じ教諭同士なら、立場的には”平等”だ。
しかし、”平等”といえども、存在感のある先生もいれば、軽く見られがちな先生もいる。
職員室内の序列は
この序列の怖い所=職員室の外(対生徒)であっても、同じ序列構造になりがちだ。
職員室内のA先生の序列
1.C先生
2.F先生
3.K先生
4.H先生
5.A先生
だとすると、職員室を出ても…
対生徒の時のA先生の序列
1.生徒R
2.生徒D
3.生徒B
4.A先生
5.生徒Q
という具合になってしまう。
ちなみにC先生の場合は…
対生徒とのC先生の序列
1.C先生
2.生徒R
3.生徒D
4.生徒B
5.生徒Q
といった構図になるだろう。
別に、「生徒指導」がバリバリできる、怖い先生である必要はない。
「職員室内での序列」が、「職員室の外」でも影響するのだ、ということを知っておいた方がいい。
職員室の中で、「協調できる人」「連携できる人」「調和が図れる人」「人と相談して話を進めていける人」「それなりに支持される人」であれば、軽く見られるような存在ではないはずだ。
偏屈な頑固者であったり、こだわりがきつすぎたり、個人プレーに走りすぎたり…していないか。
変なこだわりがきつかったり、人を言い負かして悦を感じるようなタイプの人は、序列の構図を少し意識した方がいいだろう。
教師の間の序列が、生徒の前に立ったときにも同じように生きている。
人間の「パワーバランス」に、年齢は関係ないのだ。強い人は強い。
バランスのいい人はバランスがいい。
しっかり者はしっかりもの。年齢は関係ない。
「教師」から軽く見られている「先生」は、「生徒」からも軽く見られているのだ。
職員室で”バランスのいい人間”になることは、教員だけでなく、養護教諭や、事務員、管理作業員らを「中和」させていく、「出世」にも、学校運営にも必要な大きなスキルの一つなのだ。
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「出世」するのに有効な資格は
免許状の種類が影響するか
「専修免許状」が有利か
かつては、大学院修了でもらえる教員免許状の「専修免許」があると、教採に受かりやすいとか、管理職になりやすい、などと優遇視される傾向がみられた。
しかし、実際は、そうでもない。
校長になるのに専修免許が必要などころか、逆に校長だけは「教員免許状」がなくてもなれるポジションにもなった。(これについては後述する。)
だから、「専修免許状」があれば、「出世」しやすいというのは、現在はあまり有効とはみられていないのが現状だ。
「校長」と資格
「校長」の要件= 学校教育法施行規則に定められているのは、「専修免許状or一種免許状」かつ5年以上のキャリアがある者
現実には、「一種免許状」でもなれるため、「専修免許」有利とは限らない。
むしろ、「二種免許ではなれないこと」に注意が必要か!?
学校教育法施行規則 第二十条 校長(学長及び高等専門学校の校長を除く。)の資格は、次の各号のいずれかに該当するものとする。
一 教育職員免許法(昭和二十四年法律第百四十七号)によると教諭の専修免許状は一種免許状(高等学校及び中等教育学校の校長にあつては、専修免許状)を有し、かつ、次に掲げる職(以下「教育に関する職」という。)に五年以上あつたこと。
ただし、この「校長」の職務には、カラクリがある。
「校長」職の免許状と「出世」についてのカラクリとは
これまで(昭和22年 施行規則)は、「専修免許」か「一種免許」が必要要件だったが、
平成元年の「施行規則 附則」によって、
「校長は、専修免許と一種免許が要件って書いてるけど『当分の間』専修or一種or二種でもなれるよ。でも、高校は二種免ではだめだよ。」
と明記された。
附則(平成元年3月22日文部省令第3号)抄
4 国立及び効率の幼稚園、高等学校及び中等教育学校の校長の資格についての学校教育法施行規則第二十条第一号の規定の適用については、当分の間、同号中「専修免許状又は一種免許状(高等学校及び中等教育学校の校長にあつては、専修免許状)」とあるのは、「専修免許状、一種免許状又は二種免許状又(高等学校及び中等教育学校の校長にあつては、専修免許状又は一種免許状)」とする。
これによって、
いまは 「二種免許」でも校長になれる。
さらに、
校長の公募制度などもあり、現在は「校長」は「教員免許状がなくてもなれる」職務となっている。
ただし、これには、自治体ごとの制約があったり、これまでのキャリアの分野ごとの経験年数が問われたりするので、実際になる場合には、各自治体へのリサーチが必要となる。
もともと、校長は「教育を司る」わけではないので、授業はできないものとされている。
授業はできない職務なので、教員免許状も必要ないという見方が生まれたのだろう。
さらに、公立の校長は「教育職」ではなく「行政職」にあたる。
その点からも、教員免許状は不要だと言える。
法律的な点からみると、
「校長」になるには、特に必要な資格があるわけではないが、
個人的な見解では、「教員免許状」はできたら「一種以上」のグレードのものを保持しておいた方がいいだろう。
学校教育法施行規則 附則の「当分の間」がというのが、いつまでなのかもわからないのだから。
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「教師」の出世が難しい理由 まとめ
教師の世界の出世は、一般企業の出世とちがうことをまとめた。
学校は、校長の学校運営の方針によって、進む道が決められている。
校長は、「学校運営」をいかに円滑に回していけるか、を日夜考えているはずだ。
校長が発する言葉の、大半は「行政の言葉」であり、現場の教師たちには理解しにくかったり、表面的であったりする。
それをうまく、くみ取って学校運営に生かしていける人材を学校現場では求めているのだ。
「出世」にたいする認識も、学校と企業では異なる。
学校での出世は「良いこと」と思われない傾向があるが、良い悪いにかかわらず、教師も学校運営者の一員として、「協調したり、連携したり、柔軟にまわりとの調和をはかりつつ、教育実践を高めていく」必要はあるはず。
そんなふうに、行動していることで、自然とポストが変わってくる。
そして、いわゆる「自然出世」している人になってくるのではないだろうか。
「出世」というのは、どこの現場でも自分一人でやるものではない。
自分の周りの人がいて、周りの人に支えられて、自分のポストがそうなっていくものだ。
自分の実績だけを意識して、走り続け、「自分は出世できない」と思わないこと。
今の環境で周りにいる人たちに感謝しながら、自分の役割を改めて見つめてみてはどうだろうか。
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おしまい
\実は”選別”は早くから決まっている/
\教育時事の収集/
〈出世していくのはこんな人〉
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〈教師の30代はまたたく間に過ぎる〉
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〈このままどこを目指すのか〉
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