新任教員でしんどくなって、教師をやめちゃう人。
一年目では実はいいことがあまり見えません。
そうですよね。
でも、教師になるまでの道のりは、決して平たんではなかったはずです。
免許状を取るのに、お金も時間もかかったはず。
それだけ、勉強時間も費やしたはずです。
これまで真面目にやってきたのに、子どもには軽口を言われたり、他の先生にも気を遣う。
前向きになれない。
辞めようかなあって思ったとき。
もう一度だけ、ちょっと「考えてみる&知らないことを知る」時間をとってみることをおすすめします。
Contents
「新任」で教師をやめる前に【実は知らないことがある】
憧れと理想を抱いて念願の教壇に立つことが叶った。
でも、現実は、思い描いていた理想とかけ離れたものだった。
新任で教壇に立つと、毎日の授業でてんやわんや。
さらに、わからない用語も飛び交う職員室。
生徒からの質問にも、はっきり明確に答えられない。
徐々に、肩身が狭い思いをしていっている感じ。
でも、日々の授業は止まらない。
ほかの先生からも、毎日指摘される。
そして少しずつ、教壇に立つことを苦痛に感じる。
こんな日々がいつまで続くんだろう。
もう、いっそのこと辞めていしまいたい。
という気持ちになることがあります。
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この時、じつは「教師生命がかかった分岐地点」に立っています。
辞めることをすすめる人もいますし、
もう少し続けるようにすすめる人もいます。
ぼくは、どちらともすすめません。
自分が決めるしかない、と思っています。
でも、新任だからこそ、わからないことも多いだろうと思っています。
だから「知らないだろう」と思うことだけは、伝えようと思います。
〈読まれてます〉
せっかくだから「教員免許状」を生かしたはたらき方を探したいという方向けの記事です。
>>note「教師辞めたい」ときの働き方【教員免許状を生かす】buzzteachers side-story
「教師はきっぱり辞める」と決めている人には必要無い内容です。
新卒・新任教師で多いパターン
初めての学校現場では、わからないことが多いのは当然です。
わからないことは、「誰かに聞いて教えてもらう」か、「自分で調べていく」しかありません。
それは、当たり前なのですが、
あまりにもわからないことが多すぎると、生徒から「何も知らない人」と思われ軽く見られてしまいます。
新任の先生が、知識や経験が乏しいことは、仕方ないことです。
それは、生徒たちもわかっています。
ただ、そこに「自分があるか」どうかは重要です。
学校のことについては、多少詳しくなくても、
確固たる「自分の意志や考え方」があれば、生徒もついてくるはず。
自分を押し曲げてまで、人の意見に迎合したり、意見を変えてしまったりする必要はないでしょう。
わからないからと言って、自分の考えをゼロにして、受け売りの意見をオウムのように口に出すようでは心もとない。
自分が教えている「教科」のことを、他の誰よりも「好きだ」と言えるか。
自分がやっている「部活」のことを、自分が一番、真剣に考えているか。
など、自分を貫く場面というのは、意外とあります。
「自分」を持つと他人からの見られ方が変化するのです。
〈生徒がムカつく〉
>>生徒に暴言を吐かれた【腹立つ、傷つく、もーやめたい】対応は?
〈24時間占い相談〉
「教師」と「民間職」の大きなちがい
民間企業と教員の違いは何でしょう。
これは、どちらも経験した人でないとわからないかも知れません。
大きな違いのひとつと言えるのが、「待遇」などの、その仕事の「オプション」とも言える部分です。
「福利厚生」と「休暇制度」について調べたことはあるでしょうか。
これが、実に教師の場合は充実しています。
教師がもっとも恵まれているのは、ズバリ「待遇」にあります。
企業の場合、大企業になればなるほど「待遇」が良くなります。
会社独自の優待制度有り、有給取得も自由、テレワーク、リモートオフィス、保養施設、賄い付き、自由のきく経費、株主配当、退職金などなど。
多くの「優遇」があるのが、大企業の恵まれた「待遇制度」です。
さて、教師は、公務員だとすると大企業の部類です。
数多くの優遇制度に恵まれています。
(これは実際に調べてみないと書ききれないほどです。細かいものまであげるときりがありません。)
さらに、恵まれた休暇制度。
これについても、夏季休暇、冬期休暇等とひとくくりにできないほど、充実しています。
教師は一定「守られている」
民間と給与ベースの歩調が合わされています。
でも「福利厚生」や「休暇制度」は、サラリーマンとは違います。
10年ほど従事して辞めるなら、ある程度は、全体像が見えてから退職を考えていることでしょう。
「もったいない」と感じることもあまりありません。
でも、新任だと見えていないどころか、「知らないこと」だらけだと思います。
目の前の業務を回すことに必死になりがちですが、一度「教員」の待遇について調べてみるといいでしょう。
「守られている」ことは、比較してみないとわからないものです。
会社勤めの友人と教師の自分を比較してみると、その違いがよくわかるでしょう。
〈あわせて読みたい〉
>>生徒に暴言を吐かれた【腹立つ、傷つく、もーやめたい】対応は?
公務員は「休暇制度」が最強
仮に、公立学校の教師なら「公務員」となります。
「公務員」は休暇制度が実に充実しています。
新人でも有給20日!恵まれすぎてる公務員の休暇制度 財テク公務員ブログより
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「新任」で教師をやめる前に【実は知らないことがある】 まとめ
新任の先生は、「1年目の壁」が訪れます。
授業や、業務、生徒とのコミュニケーションに追われまくり。
「自分の理想の教師像と違う。」という思いに陥ることがあります。
そんなときほど、いったん立ち止まって周りをよくみたい所です。
教師の仕事と民間企業の仕事。
どちらも経験したことがある人は不思議と
「先に就いた方」に、辛かった経験を強くもってしまうようです。
「教師→民間」と、早々に転職した人ならば、
となり、
逆に、「民間→教師」と転職した人は、
と思う傾向があるようです。
前職でよほど「辛い思いをした」なら、そう思うことも仕方ない。
新任の方々は、せっかく勉強して、やっと教師になったがんばり屋の「先生」でしょう。
それを、「たった1年」で見切りをつけて辞めてしまう。
しかも、一度教職の道を離れると、もう「教師」に戻ることは、ほぼ無くなります。
助言できるとしたら、ひとつの原因は「マインドセット」が十分にできていなかった所もあるかも知れません。
〈教師のマインドセットとは…〉
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教師になりたい【教員免許状よりも前に必要なもの】
ぼくは、学校の先生になりたい。そのためには、教員免許を取って、採用試験に合格すればいいんだね。C助 スポッとベアーそう。それで学校の先生になれる。流れはシンプル。でも教員採用試験合格 ...
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1年の途中でもマインドセットは可能です。
「マインドセット」は大事な準備なのです。
新任の1年目はつらくて、大変です。
だから、一旦落ち着いて、少し視野を広げて、自分の仕事をリサーチし、教師という職の「オプション」にも目を向けてみてはどうでしょう。
辞めるのは、教師の「オプション」をよく知ってから、改めて「判断」してみてはいかがでしょうか。
〈本は魔法です。大きなヒントをくれます。〉
\大学でも研修でも聞いてない/
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おしまい
\転職するかしないかも考えてくれる/