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そもそも授業は、勉強嫌いの子にとっては
基本的につまらないものでしょう。
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聞かせる授業展開というのは、何年たっても難しいものです。
授業内容によっても、面白みは変わりますしね。
子どもが興味を持てる分野と、そうではない分野というのがあります。
でも、今回は、分野ごとの差異は置いといて。
授業での話し方のテクニックについてだけ、シンプルにまとめてみました。
〈語る言葉が出てこない方。それもそのはず…〉
>>「教師」の語る言葉のあいまいさ【子どもは社会を生きている】
Contents
「聞かせる授業」話し方6つのテクニック【すぐできる】
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全体に向けて話す【初級】
一般的には、こうなります。
教師は、全体に向けて話すことがほとんどです。
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でも、これが基本ベースとなります。
ポイント1
だれが聞いてもわかるようにはなす。
つまり、
だれが聞いてもわかる言葉ではなす。
だれもが、聞き取れる発音やスピードで話すこと。
たくさんの人がいる場所で、前に立って話をする。
それが、まず最初に必要なスキルです。
話すときは、人の目を見て話すことを意識する。
それだけで、まずは真剣みが伝わります。
教育実習なんかでは、このレベルまでが最低限のスキルという前提で、実習指導されることでしょう。
全体の場で個人と話す【中級】
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これは、真面目な先生は、なかなかしようとしません。
常に、全体に向けた話をしています。
でも、全体の場でこそ、
対個人同士で、個人的な話をすることが効果的だったりします。
ポイント2
発表の機会以外で、
全体の場で、指名した一人の生徒と話す。
とうとうと語ってる途中で、つまらなさそうな雰囲気を感じたら。。
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まわりが聞き耳を立てて聞こうとしたり。
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ときには、協調するものがあらわれたりします。
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と、まあこれはプライベートトークに、全員が入ってくるようなパターンの例ですが。
対個人同士で会話がそのまますすむ場合もあります。
そんなときは、周りの子どもたちが「聞き耳を立てています。」
公の場で、会話を盗み聞きするような状態ができます。
聞き耳を立てた瞬間、教室の空気感が「ピーン」と変わるのを感じるはずです。
ただ、注意することも、もちろんあります。
ポイント2の注意ポイント
・個人情報に関わるようなことは会話に持ち出さない。
・身の上話になるような話題は、振らない。
・長い雑談にはしない。
何も考えず、一人の生徒と雑談を続けるのは本末転倒。
もちろん、話題は個人的なことになりすぎても、いけません。
自分から身の上話をペラペラと話してくる子もいますが、基本的に授業内で、生徒の身の上話はタブーですね。
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独り言をつぶやく【中級】
「先生の本音が出たな」と思って、生徒らが聞こうとします。
もちろん、わざと「独り言」をつぶやいているのですが。
「自然に出た独り言」のように演じます。
ときには、前列の方だけに聞こえるような「独り言」をあえて言うときもあります。
ぼくの独り言が、子どもらを伝って、教室中に広まっていくようにします。
そうすることで、独り言に「リアリティ」が出るからです。
ポイント3
独り言は、全体には発しない「本音」と思われる。
タイミング良く、効果的な独り言をつぶやく。
たとえば、
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とか。
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とか。
褒めることも、おおげさにするだけでなく、
独り言っぽくすることで気持ちに「自然さのリアリティ」が生まれるはずです。
また、個人を褒めるときも、直接、褒めることばかりではなく、
独り言っぽく言ったり、他の「誰かが伝えてくれそうな言い方」をしてみたりするのもいいでしょう。
ときには、
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などと、前で慌ててる様子なんかも独り言を言います。
ただ、待つだけだと、飽きてしまいますからね。
タイミングと内容によっては、「効果的な独り言」というものが生まれてきます。
つぶやく内容にも、あなたのセンスが出るでしょう。
大事なポイントで、あえて噛む【上級】
ウソみたいなテクニックですが、本当です。
ぼくは、よく使っています。
ポイント4
授業で大切な部分をあえて、噛む。
覚えて欲しいところほど、特徴的な言い方をする。
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以外と、変な言い方すると覚えるんですよね。
耳に違和感がくると、耳って傾いてくれるようです。
クセのある言い方をすると、頭に残りやすい。
これを、実践した俳優さんが、武田鉄矢さんだと思います。
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キーになるようなセリフでクセ強く言います。
そもそも、「要点」になるポイントは、
聞いている側も「こう言うんだろうな」と推測しながら聞いています。
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その大事なフレーズや、ポイントをあえてクセ強い言い方で伝えます。
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そうすると、その言葉だけを強く覚えてたりするものです。
大事なポイントをあえて噛む。
上級者向けテクニックですね。
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生徒にものまねされて「バカにされてる」と思う人もいるかも知れませんが、
ものまねされる数が多い先生ほど、耳に残る語り口調なんだと、肯定的に受け取っています。
アクセントに、あえて違和感を出す【上級】
これも、「大事なポイントであえて噛む」と似ている手法です。
とうとうと語り続けると、聞いている側も疲れてきます。
強弱の無い、テンポでの語りは眠気すら襲ってきます。
「大事なところは、強めて話す」ということは、話し慣れている人には自然にできてくることです。
そこで、さらに一歩発展させてみます。
ポイント5
アクセントを変えて、違和感を出して話す。
※ただし、何回も何回も、しつこすぎるとメンドクサイ人になるので、空気を読んで適切に混ぜる。
アクセントの位置は、普段の会話ではほとんど意識して話すことはありません。
でも、人の前で話すことは、「日常会話」ではないので、アクセントまで考えて話します。
「日常的な話し方」のまま話していると、よっぽど「聞こう」としないと、話が頭に入ってきにくいでしょう。
人は違和感には、目や耳が傾いてしまう。
この習性を利用した話し方を意識して話す。
そうすることで、聞かれる話になるでしょう。
\無意識の思考はないか/
次に話すことは「何か」を当てさせる【上級】
最後に、もう一つだけ。
ポイント6
自分が話している途中で「ピタ」と話を止め、
「さてこの続きは、何と言うでしょう」と問いかける。
クイズ形式になるので、考えようとします。
でも、別に「答えの無い問い」でもかまいません。
キーワードは、
「さて、この続き、先生は何というでしょう?」これだけです。
授業中の
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「さて、この続き、先生は何というでしょう?」
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という場面でもいいし。
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「さて、この続き、先生は何というでしょう?」
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家まで走って取ってこい!
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とにかく、使いようによっては、色々な場面で使えます。
周りにいる人たちも、聞き耳を立てて、出てくる答えを聞いています。
「考える」ということにつながるのも、メリットです。
\雑談が救ってくれる/
「聞かせる授業」話し方6つのテクニック【すぐできる】 まとめ
今回は、「聞かせる授業の話し方」についてまとめました。
テクニック自体は、そう難しいものでもありません。
空気を読みながら、あまりしつこくなりすぎないように、「さわやかに混ぜる」のがベターかと思います。
ただし、もともと、それなりに対話ができる子たちが、ターゲットになるテクニックです。
あまりにも、会話が成立しなかったり、対話が難しい子たちには、まだまだ他のテクニックが必要になるでしょう。
話し方は、人それぞれです。
その人のキャラクターによって、同じ内容を話しても、伝わり方が変わります。
自分に合った語り口調というのが、きっとあるはずです。
いろいろな話し方を試しながら、模索していってみるといいでしょう。
おしまい。