学校教育の現場では、
「先輩教師と意見が違う」
そんなことがしばしばあります。
そんなとき、あなたならどうしますか。
そんな場面での考え方についてまとめます。
Contents
先輩教師と意見がちがうときどうする【どうする理想・できる現実】
先輩教師と自分の意見が食い違うとき。
教師としてのあなたは、どのように行動しますか。
これは、「口で言う」のと、「実際に行動する」のとで変わってきます。
それぞれの違いと、対処法について解説します。
「どうする理想」口で答えるだけならこう答える
たとえば、「面接試験での答え方」だったらこうなります。
「どうする理想(面接で)」は
わたしは、経験豊富な先輩教師の「経験にもとづく意見」は基本的に尊重します。
意見を尊重しながら、一度は応じるつもりです。
先輩教員に教わった助言をもとに、自分も実際にその通りに行動してみようと思います。
ただ、自分のなかでは「どんなことにも疑問を持つ事」が大切だと考えています。
先輩の助言を聞いて、うまくいけば、それでいいです。
でも、うまくいかないときや、もっと他に良い方法はないかと思案することも大事なことです。
先輩教員の助言を取り入れたあとにも、「疑問を持つ姿勢」を大事にしながら、徐々に自分の考えを取り入れて行動していくと思います。
面接の答えは、非常にシンプルです。
現実の場面ではないので、理想を答えておけばOKでしょう。
(ただし、実現不可能な壮大な理想は禁物)
面接官が見ているのは、「本人の人柄」です。
そんな場面を想定して、質問をします。
だから、「人柄」が伝わるように返答すればいいでしょう。
前述の返答のなかで、アピールしているのは「工夫できる人物」であるという人柄です。
そのように、面接官の質問に対して、返答する者の「意図」が伝えられれば面接の返答としては「合格点」なのかなあって思います。
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\のびのび仕事スタイル/
「できる現実」実際の現場ではこうなる
「現実の場面」だとどうなるか。
現実では、その人の持っている「マンパワー」というものが少なからず影響してきます。
マンパワーの影響は…
例「A先生のやり方を聞いて、同じようにやってみた結果」
〇→A先生がやったら、うまくいった。
△→同じ方法でも、B先生だとうまくいかなかった。
×→C先生だと、荒れた。
◎→D先生は、A先生の手法にアレンジを加え手ごたえを感じる結果となった。
マンパワーによる影響が加わると、同じような結果にはなりません。
少なくとも、ぼくはそう考えています。
教師タイプの例…
真面目な教師。
おとなしい教師。
迫力のある教師。
論理的な教師。
頭の回転の速い教師。
それぞれみんな「できること」と「できないこと」が人によって違います。
同じ人間でもこの差は、驚くほど広いです。
など、すべて「実践する人によって変わる」ということが現実の場面では起きるのです。
なぜか。
それは、先生個々のキャラクターや、得意としている特殊能力の違いなど、「マンパワー」に違いがあるからです。
先生の持ち味があるので、そのままそれを使いまわすと、ときに思いがけず失敗したりします。
「現実でできること」は「理想で述べたこと」とギャップがあります。
そのことを念頭に置き、自分なりの工夫・アレンジを盛り込むことが必要でしょう。
\うまく行く人の特徴とは/
「先輩と意見がちがうとき」にあなたができる対処法は
まずは、先輩の意見を尊重しながら、実際にやってみることです。
でも、その過程で何かしらの「改善策」や「自分ならでは」のやり方が生まれてくることがあります。
それを大事にすることが大切です。
自分でやってみた経験ほど、自分にとって貴重なものはありません。
そして、必ず「自分ならでは」を見過ごすことなく、取り入れていきましょう。
それが自分の持ち味にもなり、他の人とちがうオリジナリティを生み出してきます。
現実場面では、その部分が、大きな「キモ」となることでしょう。
先輩教師の立場から言わしてもらうと…
たまに、自分が使っていた授業用プリントを教材研究の「参考」として後輩教師に渡すことがあります。
そのプリントは、あげたものなので、基本的にはどう使ってもらっても構わないのですが。
あげた先輩として、いちばんおもしろみに欠けるのが
後輩教師が、そのプリントを「そのまま使っている」ことです。
アレンジが無い。
自分なりのエッセンスやスパイス、自分の得意分野や専門分野を盛り込むこともない。
それでは自分の授業とは言えないのではないでしょうか。
それは、「先輩教師の授業」を代弁しているだけでしょう。
伸びていく先生は必ず「工夫」を取り入れています。
先輩の意見を鵜吞みにし過ぎると、自分の成長もなくなってしまいますのでご注意を。
\25%の内向派に向けて/
先輩教師と意見がちがうときどうする【どうする理想・できる現実】 まとめ
先輩教師と意見が違うときは、無理に全てそれにあわせる必要はありません。
しかし、まったく無視するのも、それは違うように思います。
意見を無視するのは厳禁…
学校現場で働く人は、うまく調和をはかり協調していくことが必要です。
教師一人でできることは、やはり少ないです。
他の教師との連携協力がないと学校運営は円滑にまわらなくなります。
先輩教師の意見が、自分の考え方とちがうものであっても最初から切り捨てようとせずに、一度は取り込もうとしてみること。
「なぜ、そんなアドバイスをくれたのか。」
「ぼくが、相談したいような発言をしていたからか。」
「偶然、手法のパターンを提示してくれただけなのか。」
先輩教師の意見の裏には、何か意図が隠れていることもわりと多いです。
個人的には「一番しっくりくる」のは、
「先輩意見を取り入れつつも、自分のエッセンスを織り交ぜた案」です。
やっぱり、自分の中にスーッと落ちていった考えが、いちばんうまくいく。
そして、手ごたえもあり、やってる自分も楽しいもの、になっていきます。
先輩教師は、経験則によって言葉を生み出しています。
その貴重な意見を参考に、自分なりのオリジナリティに挑戦してみると。
わりと楽しめたりします。
\自分の為にも相手の為にも/
おしまい
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