ラオスのメコン川をスローボートで行く

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【グーグルマップに無い】メコン川をスローボートで旅してみた【ラオス1990年代】

「悠久」という言葉がよく似合う。

メコン川。

 

茶色く濁った川には、

茶色い川の美しさがある。

 

メコン川に行ってみたい、と思って本も買った。

読んでいるだけで、わくわくする。

 


 

メコン流域を旅するには、もってこいの一冊だった。

(※厳密には1996年の初版本を購入。)

いまだに大事に持っている。

 

当時は、情報が「本」しかなかったから。

「本」は、共に「旅」をした連れのようで愛着がある。

 

ラオスでスローボートで旅をした体験をまとめました。

 

「タイ」から陸路で「ラオス」へ入国

ラオスベトナム中国ゴールデントライアングル

ゴールデントライアングルにて、メコン川を臨む (左の陸地がミャンマー 右がラオス タイ領土から撮影)

このときは、タイから国境を越えてラオスに入りました。

 

さらっと、ラオスに入国できたように書いてます。

でも実際、ラオスビザを取るのに、タイ側のチェンコンで3日待ちました。

料金は約80米ドルでした。

ぼくの東南アジア旅では、高額なもののひとつでした。。

 

 

ラオスへ入国してすぐの

「フェイサイ」という町から、スローボートに乗り、

「パクベン」という町に一泊停泊し、

「ルアンプラバン」を目指す。

 

距離にして、だいたい200キロ~300キロの船旅だ。

 

※ただし、本記事の内容は「1998年の旅」です。

 

 

少し新しい情報が知りたい方は以下ブログがいいかも

 

2015年 メコン川を「スローボート」で移動する船の旅 https://www.travel.co.jp/guide/article/12590/

2017年 世界三大河川ラオス・メコン川をスローボートでクルーズ旅してきた! https://tripler.asia/laos-mekong-slowboat/

 

 

「スローボート」の乗船価格は

この20年で、日本とラオスの通貨レートもずいぶん変わった。

 

20年前の円kipレート

1998年頃 100円=1900kip

2020年現在 100円=8300kip

 

「フェイサイ~ルアンプラバン間」のスローボートの値段も

1998年頃 28000kip(1500円程度)

2020年現在 220000kip(2650円程度)

と変化している。

 

当時のスローボートの値段、「28000kip」は支払った値段で、公定価格はよくわからない。

 

乗船券を売るおばちゃんが、

「昨日から値上がりしてん。」と

「んな、あほな!」

と思うようなことを言ったので、

たぶん「顔見て値上げ」の必殺技を食らったのかも知れない。

 

「悠久なるメコンの船旅」について解説します。

 

 

【出発地】ラオス「フェイサイ」の町

出発地ラオス「フェイサイ」の町

タイの「チェンコン」という町から「メコン川」を越えると、

ラオス国境の町「フェイサイ」に着く。

 

「フェイサイ」には、タイのイミグレーションから、舟で入る。

国境を舟で越えるのは初体験。

冒険RPG感がある。

 

上陸するとすぐに、ラオスのイミグレーションが待ちかまえている。

 

入国審査がスムーズに進めばラッキーだ。

途中で、「ランチタイム!フィニッシュ。」とイミグレの役人に言われる場合もある。

 

 

自分が行ったときは、「ランチタイム!フィニッシュ」を食らった。

 

「途中でやめるなよ…。」

 

結局、タイとラオスの国境のはざまで「4時間待たされた」のだ。

 

1時を過ぎ、「ランチタイム」は終了したように見えても、入国手続きを再開しようとしない。

 

今あらためて考えると、ツーリストに対して、何らかの「無言の要求」があったのかも知れない。。

 

当時は、インターネットもまだまだ初期の段階で、情報量も本に頼ったので、旅の「偶然」に翻弄されることも多かった。

 

フェイサイの入り口で「4時間」。

インドの電車も「4時間」待った。

 

当時、アジアで「4時間」はスタンダードな待ち時間だった。。かも。

 

11時半から、夕方4時まで待ち、ようやく手続きが再開され、町へ入る。

ゲストハウスの数は少ないが、小さい町なのですぐに見つかりました。

 

 

【ラオスの交通手段】について

ラオスの交通手段スローボート

ラオスの交通手段

1、バス

2、舟

3、飛行機

 

電車も一応ある。

ラオスの電車は

路線の全長 1キロ

車両保有数0台(走ってるのはタイ保有車両)

 

利用客は、ほとんどがツーリストの外国人という。

Wikipedia ラオスの鉄道 より参考引用

 

ラオスの交通は

主に、「バス」だ。

ガードレールの無い未舗装の山間部の道”時速80キロから100キロで爆走する”バスだ。

はっきり言って、怖い。

 

そして「舟」。

ラオスとタイの国境は、大部分が「メコン川」で区切られている。

「メコン川」を利用した舟はラオスの交通の要と言える。

そのメインが、「フェイサイ~ルアンプラバン間」の船旅だ。

 

 

舟には2種類ある

スローボート フェイサイ~ルアンプラバン間 1泊2日 20人以上乗れる 値段がやすい

スピードボート フェイサイ~ルアンプラバン間 6時間 6~8人乗り 値段が高い 音が大きい 事故に備え、ヘルメット・ライフジャケット着用

 

 

昔とちがうところ

1990年代のスローボートは

1、「船内にイスはなかった。」

現在は船内にシートがあり、全席指定。昔のスローボートは「平らな板の間」だった。これが個人的には実に楽で良かった。ただ屋根の高さが低く、立てないので、ツーリストは窓から屋根にのぼり、屋根の上でぼ~っと長い時間を過ごした。

2、「トイレが広くなっている!?」

最近は、船内のトイレに言及された情報がないが、トイレの狭さは異常だった。計ったわけではないが、「体感高さ」65センチほどのむちゃくちゃ小さなスペースに入り用を足した。トイレの後で、「出られないのでは」と不安になるほどの窮屈なトイレが一つあった。もちろん、メコン垂れ流し。

3、「値上がりした。」

28000kipで乗船したときも、「高い」と思った。 当時、「メコンの国」の情報によると、「7500kip」と書いてあったので、チケット売り場のおばちゃんに「値段がちがう!」と言ったのだが、「昨日から値上がりした」と言われ、仕方なく言い値で購入した。今は、「220000kip」が公定価格。スローボートも観光地化してきたようで値上がりしている。

 

そして、「飛行機」もある。

路線は充実しており、国内便の数は多い方だ。

機体は古く、料金も安くはない。

 

 

Googleルートマップが答える【ラオスの交通手段】

 

ラオスで1番の交通機関はまぎれもなく「バス」だ。

 

でも、2番目は舟だ。

 

特に、

「フェイサイ~ルアンプラバン間」の交通では、舟が中心。

車は不便だ。

 

「Google map」では、このコースで、どのルートを推奨するのだろうか。

 

Google mapでルート検索をかけてみた。

 

フェイサイ~ルアンプラバンの交通をグーグル検索

Google map推奨ルートは

10時間7分

バス一択だ。

 

 

ぼくが「スローボート」チケットを買った方法

フェイサイの町に行くツーリストはメコン川のボートの利用者が多い。

 

そのため、いろいろな場所でチケットの入手ができるようだ。

 

町の北側に、スローボート乗り場が、

南側に、スピードボート乗り場がそれぞれある。

 

自分の場合は、スローボート乗り場で購入しようと思っていたが、イミグレーションの近くに「スローボートチケット出張販売所」みたいなものがあり、他のツーリストも購入していたので、そこで買った。

 

乗り場にわざわざ行かなくても、ゲストハウスでもチケットの手配はしてくれるようだ。

どうしても価格が気になる、という人は、ボート乗り場で購入する人も多いようだが、

ボート乗り場でも、誰が「オフィシャルな」チケット販売員かわからない。

 

町をぶらぶらしてたら、なんとなく「チケット」が手に入った、なんて話も聞く。

フェサイル~ルアンプラバン間のスローボートは定期運航しているはずなので、焦らなくてもいいだろう。

 

入国後 日没までにしたいことは

ラオスkipを手に入れること「両替だ!」

 

kipを持っていない人は、ボートチケットよりも「両替」することを優先させよう。

 

 

ラオスkip両替時の注意点

フェイサイの町に入国した時間によっては、銀行での両替ができないこともある。

 

そんなときは、少しレートが悪くても

ホテルなどで、「正確に両替できる場所」で両替することをおすすめする。

 

間違っても、見ず知らずの人に「少し優しかった」から、とか

「なんとなく親しみがもてた」から、と言ってついていかないこと。

 

ラオスkipへの両替は

1、銀行が開いていれば、まずは銀行で両替する

2、ホテルやゲストハウスなど安心できる場所でする

3、kip紙幣は一見「おもちゃ」みたいなので、真偽がわかる場所でする

4、最悪、円やドル、タイバーツでも支払い可能なところも多いので心配しなくていい

5、見ず知らずの人との両替は避けた方が無難

 

 

ラオスの「スローボート」の魅力に出会う

メコン川沿いで手を振るラオスの子どもたち

メコン川沿いで手を振るラオスの子どもたち

メコン川を行くのに、はやく過ぎてはもったいない。

 

ということで、ルアンプラバンまでの道のりは、「スローボート」の選択しかなかった。

スローボートの魅力とは何だろうか。

 

スローボートという名前がついているが、思っているほどスピードは遅くない。

 

 

スローボート運航中の動画や、ルアンプラバンまでの行程をアップしているyou tubeがある。

ムラコウさんの、この動画からは、雰囲気がとてもよく、伝わってくる。

youtuber ムラコウ 【ラオススローボートにて1泊2日の船旅】動画 より

 

 

 

スローボートで過ぎる時間はゆったりしている。

ただ、悠久の大河の流れに身を任せ、川沿いの景色に目を向ける。

川沿いにある、ラオスの人々の生活、

荒々しく伐採された土地などの環境問題、

ひっそりと残されている自然や遺跡、

自然の静寂の中にたたずむ寺院。

 

 

人間の歴史を垣間見るような気持ちで、

自分も歴史や自然の一部になったような心地がする。

 

ラオスの人々が目を輝かせて生きている姿に目を奪われる。

 

自分がスローボートに乗ったころ、日本人ツーリストはほとんどいなかった。

同船したのは、欧米人とラオ人が多かった。

 

船内の座席もなく、板の間の地べたに座り込んだり、横になったりできた。

 

人の数もまばらで、同船していたラオ人の家族に「昼食」を頂いた。

ラオスの料理とおにぎりを、みんなで手でつまんで食べた。

おすそ分けをもらった立場でありながら、ぼくは、お腹いっぱいに食べた。

 

スローボート船内にゆとりがあった。

メコンを全身で感じているようだった。

 

 

パクベンで一泊の途中停泊

フェイサイを出て、7時間半ほどでパクベンの町に途中停泊した。

この町に上陸し、ゲストハウスで一泊する。

 

パクベンの町は、町というよりも小さな「集落」だ。

夕食も、屋台で買ってゲストハウスで食べた。

 

食べ物を並べている屋台は、舗装されていない不安定な足場に立ててあり、台の足元に大小さまざまな小石をはさんでバランスを取っている。

並んでいる食べ物には、ハエが飛んでいるものもある。

虫がとまってるようなものは避け、できるだけ包装したものや、できたての食材を買って帰った。

 

 

【今と昔】パクベンの様子を比較してみた

パクベンは、小さな集落で、メインストリートは1本道しかない。

いまだに、パクベンの町が途中停泊の町だと聞くと「いまにも無くなりそうな町だったのに」とうれしく思う。

 

2011年7月のパクベンの写真(サイト:「スタートラオス」 https://www.startlaos.com/northtern-laos/slowboat-trip より引用:現在閉鎖されています) 管理人 西村さん

2011年パクベンの町

 

偶然だが、

自分も同じ場所を20年前に撮影していた。

スローボート中継地パクベンの町

1998年頃のパクベン

サイト「スタートラオス」を読んで驚いた。

「パクベン、めっちゃ変わってるやん~!」

 

近年のラオスの経済成長率は6%を超えると聞く。

ものすごい勢いで経済成長している。

それが、このパクベンの町にも現れているのか。

 

道の傾斜と、道路の曲がり具合が似ているが、まわりの建物や電柱が真新しさを感じさせる。

 

 

1990年代、パクベンにも「電気」は通っていた。

電気が通っている町なんだ、と安心したのもつかの間で、ゲストハウスの自分の部屋は「ろうそくの火」しかなかった。

 

寝る前に、「ろうそく」つけっぱなしで寝たら火事になる、と細心の注意をして寝たのだ。

 

それが、今のパクベンでは、「Wi-fi」も飛んでいるというから驚き。

 

スローボートの途中停泊は安心してできます。

 

 

【グーグルマップに無い】メコン川をスローボートで旅してみた【ラオス1990年代】 まとめ

メコン川のほとりの猿の親子

メコン川のほとり 猿の親子がいた

悠久なる大河 メコン川「スローボートの旅」についてのまとめです。

 

時代の流れとともに、どこの国にも当然いろいろな変化があります。

その中でも、ベースとなるものは大きく変わらないはずです。

 

スローボートの旅では、自然やラオ人の人柄などは大きく変化してないと思います。

※一部、パクベンなどは、ゲストハウスの案内人などが増え、観光地化してきてますが。

 

優しくて無邪気な人柄がラオ人のベースにあります。

 

自分が行ったルートは、

「フェサイル→ルアンプラバン」という航程でしたが、この逆向きの航程も可能です。

 

メコン川の流れが、逆行になるので、所要時間が多少変わるかも知れませんが。

 

ちなみに、

パクベンを出てから、ルアンプラバンまでは9時間ちょっとかかりました。

ルアンプラバンに到着したのは、午後6時過ぎでした。

 

道中(船中)は、本当に時間がゆっくりと流れます。

何もすることがありません。

 

でも、バスや飛行機の長時間よりも、全然楽で、楽しめました。

当時は、スローボートの屋根の上が特等席で、みんな屋根に上って過ごしました。

※ただ、屋根のひさしが出っ張ってるので、屋根から下に降りてくるときは、至難の業でしたが。。笑

 

旅では、良くも悪くも「偶然」に左右されることがあります。

 

メコン川の流れに身を任せていると、これまでの旅のアンラッキーだったことも少し洗い流せるのではないでしょうか。

スローボートの旅では、自分の旅を「人に惑わされる」ことがありません。

 

ゆっくりとした時間が流れていきます。

茶色い川の魅力を存分に感じたいですね。

 

スローボートの移動日に準備するもの

最後に、スローボートの移動日に持っていた方がいい物ですが、

移動日には

バックパックに

「食糧」を追加しよう!

 

バックパック全体については、以下ブログを参照ください。

 

船旅以外でも、移動日は食糧を持ち歩くはずです。

 

でも、船旅では、本当に密閉空間のようになるので、水や食料などが手に入りにくいです。

自分は一人でふらふらしてたので、たまたま、ラオ人の家族に、夕食をごちそうになりましたが、船旅の航行時間は、天候などにも左右されます。

 

非常食などの準備をする、貴重品の管理を徹底する。

移動日には自分のバックパックの見直しと、準備をしっかりしましょう。

 

おしまい

 

サンタ流バックパックの中身はこちらで紹介しています。

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