ティーチャーズ

外国人が転入してきた【日本語ハナセマセン】担任ができる18のこと&便利道具

Contents

外国人が転入してきた【日本語ハナセマセン】担任ができる18のこと&便利道具

クラスに、外国からの転校生が来た!

日本に来たばかり、ということで

日本語はほとんど話せない。

 

転校生の受け入れはしたことがあるが、

外国人の転校生ははじめて。

いったいどんなクラス経営をしたらいいのか。

 

 

最近、都心を中心に、外国からの転入生が増えてきています。

 

 

「日本語指導必要な児童生徒が5万人超え 2年間で16%増!」

 

 

かくいう、自分も「フィリピン」からの、

転入生をクラスに受け入れたことがあります。

 

授業担当のクラスにも、

日本語が話せない「中国」や「ベトナム」の生徒がいたこともあります。

 

親や家庭の都合で、他国の学校へ

通わなければならない子どもたち。

 

異文化での生活は

極度のストレスがかかる子どもも

中にはいるでしょう。

 

 

外国人児童生徒の受け入れの可能性は

徐々に増えてきています。

 

クラスの「担任」としては、

日本語が伝わる生徒でも

指導がなかなか入らない子どももいるのに。

 

「ましてや、外国人なんて。」

と不安な気持ちになりますよね。

 

日本人の子どもたちのなかに、

外国人の子どもを入れてのクラス経営は

いい部分もありますが、

心配な部分も多くあります。

 

そんな状況で、

担任として、

生徒にできることについて考えます。

 

外国人のための「漢検対策」はこちら

漢検の学習方法for foreigner
【留学生のための「漢検」学習法】How to pass the "Kanken"

Contents1 How to pass the "Kanken" for foreigners【外国人のための「漢検」合格の方法】2 What is "Kanji test"? 「漢字検定」って何 ...

続きを見る

 

「日本語が話せない児童生徒」を受け入れるとき 担任としてできることは

「日本語が話せない児童生徒」を受け入れるとき 担任としてできることは

1、「家庭訪問」をして家族構成や住まいの状態などを知る

転入してくる生徒の、日本での生活を知ることがまず第一です。

 

家族構成はどうなっているのか。

家族内に、日本語を話せる人がいるのか。

 

家庭の中に、日本語が話せる人がいると、

日本語の習得がはやくなります。

 

生徒が、どのような環境に住んでいるのかをまずは確認しよう。

 

 

2、日本に住み続けるのか、他国への移住の可能性もあるのかを知る

転入してくる生徒が、

将来、日本に住み続けるのか、それとも

母国や他国へ移住するつもりなのかも重要なポイントです。

 

なぜなら、そのことによって、

学校での「進路指導」が変わってくるからです。

 

日本に永住するなら、

日本の中学、高校、大学と進学していくつもりなのか。

とすると、

相応の「学力」が必要となってきます。

 

 

受験は、主に「日本語を介して」行われます。

 

学力が高くても、日本語力が低いと、

受験で点数を取ることが難しくなります。

 

受験の時は、

外国人生徒のための特別な配慮(辞書の持ち込み、や、時間延長など)が

認められることもありますが、

外国人の子どもが

日本語を習得し、日本で進学していくことは

容易ではありません。

 

子どもが抱く、「将来の展望」も必ず聞いておくようにしよう。

 

 

3、生徒のことを知る

言葉が通じなくても、これは日本語が話せる子どもたちといっしょです。

日常生活で気配りが必要な点は当然知っておきましょう。

 

・命を預かるうえで、知る必要があること。

・健康面での不安はないか。

・体の機能的な面で配慮することはないか。

・食物などのアレルギーはないか。

・現状の学力は。

・好きなことは何か。 など。

 

最後の「好きなことは何か」は、

生徒との話題作りのために知っておくといいでしょう。

 

 

4、日本語学習の場を与える

「日本語教室」など、日本語学習ができる場所がある場合は、そこを利用し、日本語力の習得を目指します。

 

もしも、通える「日本語教室」がない場合は、放課後等での日本語指導を行うことも必要でしょう。

 

このときも、何を目指すかはっきりしていないと、日本語指導も表面的なもので終わってしまいます。

 

・母語並みの日本語力を身につけたいのか。

・日常生活が送れる程度の、サバイバルな日本語力程度でいいのか。

・第2言語として学ぶことで、「第2の故郷」というアイデンティティを育成するのか。

 

どの程度の日本語力を必要とするのか。

 

将来の展望にそった形での指導ができることが望ましいですね。

 

 

5、クラスの集団作りに力をそそぐ

外国からの転入生にたいして、最初は、物珍しそうに話しかえる生徒が多いです。

 

でも、1カ月もせずに、

言葉や文化的な壁を感じて、

話しかける生徒はいなくなります。

 

外国からの転入生は、クラスの中で孤立しがちです。

 

そこで、クラス経営でも集団作りに力をそそぐ必要があります。

 

最初は、

その子の趣味や、好きなこと、将来の夢などを紹介したり、その子の気持ちを代弁してあげたり、

ということも必要でしょう。

 

また、

日本語がわからないから仕方がないと、

ほっておくのではなく、その生徒を支えてくれるようなサポートメンバーを作ってあげるのも一つだと思います。

 

 

6、互いに自己紹介をする

中学生なら、英語も学習しているので、互いに、英語で自己紹介する場面を作るのもいいでしょう。

 

日本の生徒たちは

「英語で自己紹介する」というだけで、固まってしまう子もいるかもしれません。

 

 

そんなときは定型文も例に

「My name is ~ 」

「My favorite sports is~ 」

「I will be ~ 」 など

 

外国からの転入生には、

母国の写真なんかを持ってきてもらうと、自己紹介も盛り上がるかも知れませんね。

 

 

7、クラスの掲示物や配布物が読めない

クラスに丁寧に掲示していても、外国人の生徒にとっては、何が書いてあるのか理解できません。

 

できたら、掲示物のタイトルは、「英語表記」に書き換えてしまいましょう。

例えば

学級通信 → Class communication

学校だより → News from school

時間割 → Timetable

校時表 → School timetable

給食当番 → Lunch turn

 

クラスのカラーが、おしゃれな感じになるかも知れませんね。

 

学級通信などの配布プリントも、

クラスで作るものは、両面刷りにして

表:日本語 裏:英語

とすると、生徒も保護者も内容がよくわかります。

通信の英語版までは無理…

せめて、漢字に”ルビうち”くらいはしてあげましょう。

 

 

8、時間割・授業内容・授業場所・持ち物について教える

週の「時間割」「授業の内容」は、最初に教えてあげましょう。

 

異国の学校に来て、

どんな勉強をするのか、

見通しがないのは不安です。

 

見通しをあたえて、安心できるようにしましょう。

 

それぞれの授業の場所も必要です。

 

「特別教室」を使う授業については、

・いつ使うのか

・なんの授業で使うのか

・どんなものを持って行くのか も教えておこう。

 

特別教室を案内するだけでも、

はじめはすぐに「英語」が出てこず、てこずります。

 

学校の特別な教室
校長室Principal room
職員室Staff room
会議室conference room
相談室Consultation room
カウンセリングルームCounseling room
多目的室Multipurpose room
給食室Lunch room
生徒会室The student council room
視聴覚室Audiovisual room
体育館gymnasium
放送室Broadcast room
格技室Martial arts room
更衣室Changing room
教室Classroom
となりの教室The next classroom
理科室Science room
被服室Clothing room
調理室Kitchen room
美術室Art room
音楽室music room
木工室Woodworking room
特別支援教室Special support classroom
保健室Health room
書道室Calligraphy room
ゴミ捨て場dump site
運動場Athletic field
正門Front gate
プールSwimming pool
砂場Sandbox
倉庫Warehouse

 

 

日々の、教室移動のときは、

クラスの「サポートメンバー」に声掛けをさせるようにしよう。

 

 

9、「勉強のことば」がわからない

日本語指導が必要な生徒

実は、学校で使用することばは

外国人にとって

難しいものが多いのです。

 

日本人にとっても、

使い慣れたはずの「物の名前」でも

いざ英語にしようとすると難しいものが多いです。

これらは、英語で何という?

のり →

分度器 →

体操服 →

資料集 →

忘れ物 →

整列 →

思春期 →

 

急に聞かれると難しいもんです。

答えは下にあります。

 

 

外国人生徒の指導に仕える これはバイブル★

「学校でよく使うことば(小学校・中学校)を「英語」でまとめたもの」

神奈川県の大和市教育委員会がアップしています。

 

大和市教育委員会 「楽しい学校」 http://www.city.yamato.lg.jp/web/shidou/shidou2393.html

 

英語版のほかにも

カンボジア語版!

タガログ語版!

スペイン語版!

ベトナム語版!

ポルトガル語版!

韓国朝鮮語版!

中国語版!

とさまざまな言語がそろえてあり、とても便利です。

 

また、「保護者のための手引き」として、

保護者向けによく使うひな形もまとめてあり、

有効に活用することができます。

 

「これらは、英語で何という?」 の答えです。

のり → glue

分度器 → protractor

体操服 → gym clothes

資料集 → textbook supplement

忘れ物 → things left behind

整列 → form a line

思春期 → puberty

 

 

10、母語教室(母国の児童生徒とのかかわり)に参加できるようにする

日本人ばかりのクラスの中で

孤立しがちな

外国人の生徒ですが。

 

母語教室などの、

母国の児童生徒とのかかわりの中では、

普段見ることのないような

心からの笑顔をみせることもあります。

 

自己のアイデンティティ形成にも

必要です。

 

特に小学生以下の児童には、

母国や母語とかかわれる場所を

家庭以外の場所にも見つけてあげましょう。

 

 

11、クラスの生徒に外国人生徒を受け入れる「受け皿」を作ろう

外国から日本に来た生徒は、

日本とは「学校の文化」がそもそも違う。

 

そもそも「校則」なんてない国もある

・学校におやつを持ってきてもいい国

・授業中かってにお茶を飲んでいたり

・給食はなく、午前中で授業が終わる国

・1日のうち半分以上が水泳の授業という国

・学校にイスや机を持参で行かなければならない国

 

 

日本の子どもたちは

そんなことは知りません。

異文化体験がほとんどない子も多くいます。

 

担任の先生が、

他国の学校事情について語ってあげなければ

外国人生徒のことを「理解する」ということ自体難しいでしょう。

担任は、日本の生徒の「受け皿」を作ることにも

気を配らなければなりません。

 

日本の生徒にとっても

視野が広がるいい機会です。

 

 

12、生活や学校での困りごとを聞く

日本語が話せない生徒

転校生が来たときは、

できるだけこまめに声掛けをします。

 

外国からの転校生の場合は、

その頻度と時間を多く取った方がいいでしょう。

最初は、毎日放課後に数十分ほどの「個別相談」の時間を設ける。

 

個別相談では

・学校生活の困りごと

・授業で困っていること

・家族・友人関係

・その日のふり返り、と

・日本のくらしでの困りごと

などの生徒の実態を把握しよう。

 

慣れてきたら、週1回~月1回程度でいいでしょう。

 

 

13、日本特有の細かいことは、本人・保護者ともに事前に伝える

学校の事務手続き以外の要件で、

細かい内容は、本人、保護者ともに伝えておこう。

 

わからないことだらけ

・弁当って何?どんな時に持ってくる?

・「警報」が出た時はどうするの?どうやったらわかるの?

・衣替えって何?

・日本の祝日について

 

など、個別に直接話した方がよさそうなことは、

あらかじめ本人と保護者に理解しておいてもらった方がいい。

 

 

14、「授業」にはどう取り組むのか考える

外国人の転校生のために

 

日本語がわからない中で、

日本の授業を受講する。

ノートはどうとるのか。

宿題はどうするのか。

 

現実的に、

授業を理解することは、ほぼ難しい。

 

授業中。

何をするか。

字の練習か。

単語を覚えるのか。

または、タブレットなどの端末の利用を

許すのか。

 

何も指示していなければ、

何をしたらいいかわからず、

無意味な時間が過ぎてしまいます。

 

個人的には、

「日本語のタブレット学習&イヤホン使用」が効果的だと思います。

 

もちろん

学習後の成果は必ず担任が確認しよう。

 

 

15、試験はすべてルビをつけて実施する

まず、「試験」を受けるのかどうかを考える。

日本語で出題された試験を受けるのなら、

せめて「ルビうち」するなどの配慮は最低限必要だろう。

 

「試験」時の校内での配慮は

・ルビうち問題

・辞書持ち込みOK

など、のちの「高校受験」の際の配慮も検討される場合がある。

 

試験はできるだけ

生徒の本来の能力が発揮される形で受けられるよう考えよう。

 

 

16、学校生活への適応、友だち関係、食生活、健康面に配慮

放課後の、

「個別相談」の時間にも聞き取っている内容と重なるが、

 

・学校生活への適応状態

・友だちとの関係の深まり

・食生活は乱れていないか

・日本の暮らしに適応したか

・健康面での不調はないか

ということは、

最初は気にかけるべき

重点項目。

 

自分が海外に行ったと

想定して考えてみるといいでしょう。

 

 

17、できるだけ専任の通訳者を探す

これは担任がさがすわけではないが、管理職と相談して、

できるだけ「専任の通訳者」を探しましょう。

 

「期末懇談」や「家庭訪問」のときなど、

保護者も日本語が話せないときは、

必ず必要となります。

 

「専任が良い」、というのは

個人的な話が中心になるので、色々な通訳者が混在するより

話が伝わりやすく、個人情報も散乱しないという点。

 

自治体によってちがうが

・各教育委員会 教育サポーター

・異文化交流センター

・国際交流センター

など、通訳者の相談・派遣してくれる場所もある。

 

 

18、少しでも生徒の「母語」や「英語」を勉強し、コミュニケーションしようとする姿勢をもつ

担任の先生自身が、

生徒となんとかして

コミュニケーションをとろうと

努力することで、

クラスメイトとの交流も深まっていくはずです。

 

 

 

外国人が転入してきた時 担任ができる18のこと まとめ

外国からの転入生を受け入れる前は、いろいろと不安もあるはずです。

 

でも、転入してくる生徒はそれ以上の不安を抱えていることでしょう。

担任として、少しでもできることを考え、クラスの中で楽しく学校生活が送れるようにしたい所ですね。

 

最後に、

「日本語学習の必要な児童生徒」を受け入れるときに、使える

便利なツールを紹介します。

 

「日本語学習の必要な児童生徒」を受け入れるときに使える便利なツール

 

Google 翻訳

Google 翻訳
開発元:Google LLC
無料
posted withアプリーチ

Google Translate(グーグルトランスレイト)

Google先生ほんますごい。「読み」「書き」もOK!

そしてもちろん、「世界中」の人と話せます。外国人指導の必需品★

 


POCETALK (ポケトーク)

多言語対応翻訳機【音声翻訳+カメラ翻訳】

こちらはどこでも使える「グローバル通信」2年付きの端末

変換の”速さ””精度”がすごい!まさにドラえもんの「翻訳こんにゃく」!

操作もわかりやすいので、高齢の方や子供でも簡単に使える。(Wifi版も有ります)

 

この先の、日本での生活を支えてあげましょう。

 

”「漢字検定」を受けたい外国人生徒へのアドバイスはこちらの記事を☆”

-ティーチャーズ
-

Copyright© バズ☆ティーチャーズ , 2021 All Rights Reserved.