インドに行くと価値観が変わる「本当の理由」は【新価値観】

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インドに行くと人生観が変わる「本当の理由」は【新価値観】

インドに行くと「人生観が変わる」とよく言われます。

 

なぜ、そのように言われるようになったのでしょうか。

 

 

その理由は、

日本人の持つ『常識がくつがえるから』です。

 

インドでは、日本の常識は通じません。

日本人のもつ、美徳やマナー、モラルといったものが崩れていくからです。

 

でもこれは、インドで人生観が変わる「本当の理由」ではありません。

 

 

人生観が変わる「本当の理由」は、

これまでの自分の人生観が崩れた結果、

『新しい価値が作り上げられること』にあります。

 

だから、正確には「インドに行くと新しい価値観が作られる」なんですね。

 

具体的に、

どんなことで価値観が変化していくのか。

インドでぼくが体験したことをまとめてみます。

 

 

この記事を書いているのは

執筆者:サンタは

・20歳の時、単身インドへ行く

・聖なるガンガーで沐浴し、インド人宅へホームステイする等

・しばらくインドで生活し、新たな価値観を生み出した

そんな経験から記事を書いています。

 

インドで価値観が変わる壮絶な一冊は「女盗賊プーラン」ですよね。

 

人生とはいかようにあるもんなのか。

この本を読むと、もう言葉にできません。

 

悠久なるインド。

ぼくは、他人への批判や決めつけ支配なんて気持ちがみじんもわきません。

 

運命とは何なのか。

壮絶な人生が描かれた一冊。

11歳で結婚。虐待。盗賊の女王に。

10年以上の獄中生活を経てインドの国会議員になる。

\壮絶な人生/

女盗賊プーラン〈上巻〉プーランデヴィ著

作家の真継伸彦先生に薦められた一冊。

あたまをぶつけたような衝撃。

インドに導かれていきました。

 

 

 

インドに行くと人生観が変わる「本当の理由」は

インドに行くと価値観が変わる「本当の理由」は【新価値観】

一日たたずに、「日本の常識=非常識」となるでしょう。

 

 

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どこを歩いても、何をしても、幼い子どもたちのように純粋に。

なんとも純粋にあざむこうとしたり、損得勘定をもろにだしたり、する人びと。

 

 

日本で「何のために生きていますか?」と質問すると

どんな答えが返ってくるだろう。

 

なんのために生きていますか

・子どもを育てるため

・家族を養うため

・仕事のため

・夢の実現にむけて

・ただぼーっとなんとなく

 

インド人にははっきり聞いたことない。

でも、見てたら感じる。

 

「生きるために生きている」

 

本人たちが否定してもぼくはそう思う。

 

そして、

目が光っている。

 

輝いている??

いや、光っているだと思う。

 

力強い生命を感じます。

 

そんな力強い国民性のインドで

新しく作り上げられた価値観。

自分なりにまとめてみました。

 

 

男にナンパされる

インドでは何回か。

男にナンパされた。

 

マジッ?驚いた。

 

まだスマホも無い時代です。

LGBTとか、あまりジェンダーについての概念もなかった頃。

 

そんなことが、こんな。

駅のホームで起こるなんて。。と

 

当然、インド人とのそれはお断りしました。

が、そそのまま彼は、別のインド人男性と手をつないでどこかへ歩いて消えていったのでした。。

 

【新価値観】

男性女性などの性別も含め、人をぜったい先入観で見てはならない

 

 

電車は「当然」遅刻する

電車は当然遅刻する

日本の電車は1分も遅れない。

しかも、決められた場所にピタリと止まる。

超神。

 

インドの電車はいつ来るのかわからない。

4時間待ってやっと来たこともある。

 

1~2時間くらいたった時

「もしかして、もう先に行った!?」と不安になった。

 

でも、まだ来てないらしい。

本当か。

半信半疑で待つと予定より4時間過ぎて到着した。

 

日本だと、30分も過ぎると駅員は謝罪対応に大慌て。

 

インディア、すばらしいルーズさ。

 

無事乗車したが。

 

今度は降りる駅がわからない。

駅のホームに標識らしきものが立っていない。

どこの駅を通過したのか、どこを走っているのかわからない。

 

ドアも全開。

広大な土地。

夜行列車に乗ることも多い中、

もしも、夜中に電車から落ちたら。。

こわ!

 

長距離の夜行列車のときは、

どこを走ってるのか、まったく場所がわからなくなる。

だいたいの地名すらわからないのだ。

 

でも誰もあわててない。

 

よく無事目的地で降りれたものだと、われながら感心したもんです。

 

新価値観

日本の電車は几帳面

時間も目的地もだいたいでいい。

そんな気持ちがあってもええじゃないか

 

 

走っているバスを追っかけて飛び乗る

そもそも「バス停」なんていうものが非常識なんだ。

 

と思わせられる。

 

バスに乗るのは「バス停」ではなく

低速で走っているときがチャンスなんだ。と。

 

わりと高齢のご婦人ですら

杖なんかでひっかけながら、

走っているバスに飛び乗っていく。

 

すばらしいたくましさじゃないですか。

 

新価値観

乗り物は逃げていく

自分で捕まえるものだ

 

 

物の値段はプライスレス

物の値段はプライスレス

ものに値段があるのが当然だと思っていました。

 

表示された価格で品物を買うことが当たり前だと。

 

でも、価格はお互いが折り合いのつくところが適正価格なんですよね。

 

(まあ、実際よく考えたら日本でもそんなことありますけど)

 

インドでは、とにかく提示価格が、相場よりも異常に高い。

それは相手を見て、値段を決めているから。

 

(これも日本人同士でも実際そうなんですが)

 

いいお屋敷に住んでいる人のところへ工事に行ったら

相場よりもいい(高い)値段が提示されているはず。。

 

それをとても露骨に感じさせるのがインド商人との価格交渉。

 

ものの値段に決まりはありません。

すべて、折り合いで決まります。

 

日本でも値段表示は「参考」なんだ、と思うようになりました。

新価値観

人間の「欲」は、思っているよりもはっきりとお金に現れるものだ。

表示価格は「参考」だ。

 

 

ものがなかったらもらえ

見ず知らずの外国人に

ものをもらう、なんていうのは気が引けるものです。

 

インドではそこまで気にしません。

「へいブラザー、おまえのもっているこれいいなあ、ひとつくれよ」

とか

「きょうの生活に困っておる。おいブラザー、少したすけてくれんか」

と直接いわれるのです。

 

驚くのは、それが市民だけではなく

公的な立場の人でもそんな感覚なんです。

 

新感覚

ものがないならおねだりしようぜ。

人類みなブラザーだ。

 

 

子どもが真剣に働いている

子どもが真剣に働いている

ストリートチルドレンの存在。

聞いたことはあった。

聞いたことはあったけど。

実際に会ってみると、その力強いパワーに圧倒される。

 

家族のなかで、稼ぎ手は一人でも多い方が良い、というのはわかる。

でも、それだけじゃない気がする。

 

その子の、家庭がどんな状況なのかわからないし、

たぶん、想像もつかないと思いますが

ぼくの少ない想像力で、一片を語るとしたら、、

 

まともに食事も食べていなかったり、

教育を受けず、虐待を受けていたり、

あるいは、着るものは服1着だけだったり。

当然、路上生活か、それに似たような環境に住んでいたり。

そして、理不尽な見ず知らずの人間に八つ当たりされたり。。

 

という状況でしょうか。

 

 

果物やたべものをかかえて近寄ってくる子ども。

「買ってくれ。」としつこくせがんでくる。

買ってあげたらいいんだけど、

一人買うと、他の子も「買ってくれ」となりますよね。。

 

電車やオートリクシャをのぞき込んで商売をしようとする子。

ゴミの山から、売れそうなものを見つけて商売する子。

売るものがない子は、自慢の楽器や歌を披露して、おひねりを要求したり。

 

しかも、楽器や歌を披露する子は、とても上手いんです。

本当に感動する演奏と歌を披露してくれるんです。

 

そんな子どもと接していると

なんだか、他人事と思っていられなくなってきます。

 

ただ、そんな環境で生きている子どもたちがいるというのを

「今まで、ぼくが、よく知らなかっただけじゃん。。」

と、無力さと無知さを実感するんです。

 

新価値観

おまえさんは、世界の真実を知らないんだろ?

今までどんなふうに過ごしてきたんだ?生きてきたんだ?

学校では教えてくれないよ。でもね、教えてもらうんじゃない。

ものの真理を考えるときには、自分の目で見て肌で感じて、それから頭を使うんだ。

 

インドの子どもたちの痛切なメッセージを感じました。

 

 

それだけじゃない。目に見えているだけが全てじゃない。

レンタルチャイルドの存在を知っていますか?

 

インドには、日本人のあなたには想像できない人生がある。

レンタルチャイルドたちも、また目を覆いたくなるような壮絶な人生。我々になにかできることはないのでしょうか。

この本を読むだけでも、インドに行ったくらいの価値があります。

\日本では聞いたことのない壮絶な話/

レンタルチャイルド―神に弄ばれる貧しき子供たち (新潮文庫) 石井光太著

 

 

人も自然のなかの生き物なんだ

人も自然のなかの生き物なんだ

「人間は自分で住む環境を作り上げている。」

と感じていたが。

 

いやいや実はそうでもない。

 

 

もともと思ってはいたが、

やっぱり「人間も、地球という星に生かされている」んだなあ、と実感する。

 

その理由は、「インフラ」の未整備。

インフラがあまり整備されていないと人も

自然の中で野性的な生き方になる。

 

水道がない。

→川であらう。

→井戸を掘れ。

 

電気がない。

→ろうそくに火をともせ。

→ライターがあるぜ。

 

信号が壊れている。

→クラクション鳴らせ

(インドのクラクションはそれ以外の場面でも鳴らしまくるが。。)

→ケンカする。

 

ガスがない。

→火をともせ。

→ライターがあるぜ。

 

電話がない。

→貸してくれる人がいるぜ。

 

歯ブラシがない

→木の枝をしがんでつかえばいいぜ。

 

日本の便利さを実感する。

 

物だけでなく、インフラが整備されているということが

日本の豊かさなんだなあと感じる。

 

新価値観

物がなかったら、自然の中にあるものでやりこなせ。

人類も太古の昔から、一哺乳類なんだよ。

 

べつに、人類を特別なものとか考えたこともなかった。

他の生き物と同等の生命だと思っていた。

 

インドに行くと、本当に

「ただ単に地球に居候させてもらっている。」んだという感覚が

押し寄せてくるんです。

 

 

インドに行くと人生観が変わる「本当の理由」は【新価値観】まとめ

インドに行くと人生観が変わる「本当の理由」は【新価値観】まとめ

日本で暮らしていると

「不平不満」や「自己中心」という考え方に出会います。

 

(もちろん、インドにも不満や自己中はあります)

 

 

でも、ぼくは日本で人の憤りを聞くと、

「え?何が不満なの??」と感じたり。

 

「そんなことくらいで、怒るの??」と思ったりします。

 

インドから日本にもどって、これが一番大きな変化でした。

 

 

そんなささいなこと。。

サンタ
「新価値観」から考えると…

となっちゃうんですね。

 

 

個人内の受け皿が大きくなったとでも言うんでしょうか。

 

よく言うと「客観的に」

わるく言うと「傍観者的に」

 

なったように感じます。

 

 

「ええ加減がいい加減」とは言ったもので。

 

「そこまで躍起になって、思いを通そうとしても。。」

みたいな、

クールな一面がなんとなくついてくるようになりました。

 

サンタ
もちろん、ココイチの時には、ぼくも「こだわり」ますけどね。

 

インドという国はものを見るときの「基準」を変化させてくれるんです。

 

「体験は最高の師なり」

 

おしまい

 

 

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