【決断は早い方がいい】教師が出世する前にやっておく10のこと

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【決断は早い方がいい】教師が出世する前にやっておく10のこと

教諭として、ずーっと授業や担任をしてきたが、

 

D作
教員経験20年。そろそろ出世も考えてみようかなあ。

 

と考えたとき、

 

D作
「昇進する前にやっておいた方がいいこと」はあるのだろうか。

 

教諭生活への振り返りが頭をよぎりますよね。

 

 

教諭をはなれて、教頭や教育委員会に行ってしまうと

もう、生徒とのかかわりがほとんど無くなってしまいます。

 

 

その道を選ぼうとする人はそうなる前に、

一度自分を振り返ってみることもいいと思います。

本当に自分は教諭の道を離れていくのか。

やり残したことはないのでしょうか。

 

 

教師が出世する前にやっておく10のこと

教師が出世する前にやっておく10のこと

昇進することを考えたとき、やっておくことは大きく2つに分けられます。

 

「教諭」としてのやり残しはないか。

という視点と、

「昇進後」本当に今の力で大丈夫か。

という視点です。

1~5は「教諭」として

6~10は「昇進後」のことについてまとめました。

 

 

1 十分な教育実践経験を積んできたか

教職経験も20年経つとベテランの域。

 

十分な教育実践も積んでこられたことと思います。

昇進を考えたとき、これまでの教育実践を人に指導・助言しなければなりません。

 

そのためには自分の経験もあった方がいい。

 

ずっとフルアクセルで頑張ってきた人はすごい先生です。

ずっと全力で取り組むというのは簡単なことではないでしょう。

 

でも、ほんの数年だけでも何かの分野に没頭するように教育実践した経験。

教科指導でも部活動でも学級経営でも、生徒指導でも。

なんでもかまわないと思います。

 

もし、何もない、なんとなくこなしてきたなあ、と感じるなら、

数年だけでもいいでしょう、一度は「真剣に子どもの力を伸ばす、育てる」ということを考えなければならないと思います。

「真剣に」やってみないと「見えない」ことがあります。

大変ですが、「真剣」な期間は自分の記憶にも、なぜか鮮明に残るものです。

 

昇進すると学校経営を考えるようになるので、自分が関わる「密な教育実践」の機会は減ってきます。

 

「教育実践に没頭した期間がある。」

そんな経験を持ちましょう。

 

 

2 部活動等で人脈を作っているか

学校外に自分の味方になってくれる人はいるでしょうか。

 

人脈を広げるためには、運動部の部活動が一番。

大会や運営などで同じ大変さを共有している分、親しくなりやすい。

 

そのほかにも研修や委員会なんかで

知り合いができていることは大変貴重なことです。

 

この先自分が困ったときに、

教えてくれる人、味方になってくれる人、

そんな横のつながりがあるか、一度見つめてみましょう。

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3 教育トレンドを知っているか

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今の教育トレンドは知っているか。

 

教員採用試験のときは、勉強したかも知れません。

 

でも、それ以降にも、教育時事というのは常についてきます。

 

日々自己研鑽を積み、アンテナを高くして、

教育関係のニュースを敏感にキャッチしていっているでしょうか。

 

教育時事には、大きな話題だけでなく

小さな話題や教育実践なども含まれると思います。

 

「教員免許更新制度廃止」というニュースも出ましたが、今後どのなるのかと、その動向を追っかけていったり。

 

新聞や教育誌の出す「教育トレンド」に敏感になっておきたい所です。

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また最近は、感染症の拡がりもあるので、

あわせて「社会情勢」の変化にもアンテナを伸ばしておく必要があるでしょう。

 

4 これまでどんな分掌の経験があるか

今までに、いろいろな分掌を経験してきた人も多いと思います。

 

いろいろな分掌を担うことで、自分の視野が広がっていきます。

見えていなかったものが、見えるようになってきます。

 

分掌の経験だけがすべてではありません。

 

教員は個性の集まった集団です。

得意、不得意があったりもします。

一人ひとりの適性を生かした役割をこなすことも多いです。

 

分掌経験だけでなく、適性によって処理してきた業務でも

その人のしてきた仕事の経験値がこの先、自分を守ってくれることがあるでしょう。

 

生活指導を頑張ってきた人は、これからも生活指導上の問題に助言することができるでしょう。

また、教務畑に詳しい先生は、制度を知り校務を円滑にまわすためのアイデアを持っているはず。

ICTに強い人は、その分野の指導助言にたけているでしょう。

 

それぞれの役割の中で、どんな工夫をしながら職責を果たしてきたか。

それがこれからの糧となり、生きてきます。

 

 

分掌は「少し重い」くらいの方が楽しい。

そう考えて担うとどんどん教師としての幅が生まれてきますね。

 

そして、事務員さんや用務員さんの仕事内容についても理解しておきましょう。

 

学校には教員以外の人も働いています。

いろいろな分掌や役割をこなし、部署ごとのの苦労を知っている先生は

教員以外の人たちの業務にも目を向け、その人たちの苦労や目線についても知っておくといいでしょう。

 

 

5 今まで「年間」どれくらい休んで来たか

自分が1年でどれくらい休みをとってきたか。

振り返ってみるのも一つだと思います。

 

たいてい、管理職も指導主事も「暦通り」の休みになります。

つまり「盆と正月休み」が大きな休みになります。

 

教諭として勤務している間は、

夏休みや冬休みのスケジュールが優先順位をはっきりさせておけば、わりと柔軟に組めます。

授業日でも授業に差し障りなければ、体調不良で休むなんてこともあったと思います。

 

ただ、管理職になるとそういうわけにも行かなくなります。

 

夏休みなどの長期休暇中だけでなく、

教諭の先生が出勤する前から学校にいなければなりません。

 

勤務後の残業時間も、基本的には管理職の監督下で、先生たちの業務が行われます。

 

また、土日についても地域の行事や学校の地域開放などまる一日休めない日もわりとあります。

学校管理職は、時間的な制約が当然のようについてまわります。

 

となると、年間の休日数は教諭としての勤務時よりも当然減ることになります。

 

最低限の、「暦通り」の休日が確保できればラッキーな方で、年間120日を下回るなんてこともあります。

 

休みの取り方のギャップについて知っておきましょう。

 

 

6 自治体の教育方針は知っているか

勤務する自治体ごとに、策定されている「教育プラン」があります。

それについては、目を通しておきましょう。

 

これは、教採を受けるときも同じだったと思います。

 

教育公務員として勤務するためには、

自治体の目指す教育を実現化することが求められてきます。

 

一人だけまったく別の方に走っていくわけにはいきません。

自治体の教育方針を「一度見たことがある」という人も必ず見直しておきましょう。

 

自治体ごとの教育方針にも、その時々の「教育トレンド」があります。

「ここ数年で〇〇改革を進めていく」のような文言がフォーカスされていることがあります。

 

ポイントをおさえて、自治体の方針を知っておきましょう。

 

 

7 自治体の制度は知っているか

地方公務員である公立学校の先生は

それぞれの自治体の「教育方針を実現」するよう努めなければなりません。

 

学校で、大きな権限を持っているのは言うまでもなく「学校長」です。

 

校長が「決定権」を持っていることについて、立場が違うから「教頭」はそのことを知らない、では指導主事や教頭としては頼りないですよね。

 

・授業の時間は誰がどうやって決めるのか。

・学校の休日は決まっているのか。

・出席停止は誰がどうやって決めるのか。

などなど。

普段、当たり前のように決まっていることやレアなケースの対応なども含めて

意識を巡らせたり、制度の知識として知っておかなければならないことも多いでしょう。

 

自治体が実現に向かって進んでいる方向性や、それぞれの自治体で「校長権限」で決定できるものを「知っている」ことが必要です。

 

 

8 必要な資料の整理

必要な資料の整理どこに何が載っているか。

整理して置いておくことが必要です。

 

指導主事や教頭になると、いろいろなことを聞かれます。

全部わかっている人は少ないと思いますが、

答えになる内容がどこに書いてあるのかを知っておくことは大事なことです。

 

何度かやった経験のあることはわかっていると思いますが、

やったことない、見たことないことでも

「当然知っているだろう」と思って聞かれたりします。

 

自治体や国のルールや方針が載っているものは整理して

すぐに出せるようにしておくといいと思います。

 

 

9 服務や職務について知っているか

服務や職務の規定について。

これまでいろいろ聞いてきたので知ってるつもりになっています。

 

でも学校管理職はそれらを明示して

他の先生の働き方を支えていくことも必要となります。

 

服務や規定については改めて勉強しておく方がいいでしょう。

 

 

10 覚悟を決める

覚悟を決める管理職ははっきり言って大変です。

 

勤務時間も、勤務内容も。

講師経験がある人だったらわかると思いますが、

「講師」と「教諭」で責任の重さが変わりましたよね。

 

それが今度は

「教諭」と「管理職」の立場のちがいで生まれてくるのです。

 

これを乗り切るための「覚悟」が必要です。

決意や体力、気持ちといったものよりも

必要なものは心の「覚悟」です。

 

 

【決断は早い方がいい】教師が出世する前にやっておく10のこと まとめ

【決断は早い方がいい】教師が出世する前にやっておく10のこと

出世を考える先生に一番必要なものは

一番さいごの「覚悟」です。

 

そして、それがあればなんでもできると思います。

管理職になるのに、「それが一番必要なんだ」とわかれば、皆さんわりとポンポンと昇進していくんじゃないでしょうか。

 

「講師」から「教諭」へ変わるとき、大きな変化は「任用期間」と「責任」です。

「教諭」から「管理職」へ変わる時の、大きな変化は「さらなる責任」と「勤務時間」です。

 

管理職になる心構えができれば、あとはシンプル。

「責任」と「勤務時間」の差ということを知っていれば、管理職選考試験を視野に入れてもいいのかも知れませんね。

 

 

さいごに、

管理職になると、忙しくなるので、インプットする時間が少なくなります。

つまり、これまでと違って、「読書する時間」が大きく減ってしまいます。

管理職になる前に、できるだけたくさんの本を読んでおくことをおすすめします。

 

また多くの文書を読む機会が増えるので、理解力を高めることは、業務処理能力が大幅にアップすると言われます。

自宅でできる速読トレーニングもあるので紹介しておきます。

→ すべての社会人のための業務効率アップ【速読解Biz】

 

これまでの教諭経験を生かし、学校全体に目を向け、あなたの特性を十分に発揮されますことを祈っています。

 

おしまい

 

 

 

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