「気持ち」を「休む」方法は【作家下川裕治の目線から】

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「気持ち」を「休む」方法は【作家下川裕治の目線から】

自分の「気持ち」

これは誰もが付き合っていかなくてはならないもの。

 

自分の「気持ち」なのに、時々誰かから勝手な気持ちへの介入などの「横やり」が入ってきたり、

言われてもいないことをハラハラと「心配」したりもします。

 

そんな日々を過ごすだけで

B美
ああ。なんだか、疲れたなあ。

となります。

 

気持ちの休め方について、

結論を先に言うと「海外生活をすること。」

特に、東南アジアでの生活を1ヵ月することです。

 

 

「疲れ」が来るのは、肉体的なことばかりではありません。

精神的なものこそが、自分を芯から「疲れ」させるものなのです。

 

結局、自分の「気持ち」が自分自身を疲れさせていたり、目には見えない「幻想」を見せてきたりするのです。

そう考えると、おかしく感じませんか。

 

 

日本での生活は、自分を追い詰める出来事がしばしばあります。

自分の「気持ち」を休憩させたい。

実は、そんな日本人は多いんです。

 

そんな時は、ぜひ一度視線を「海外」に向けてみてほしいです。

 

 

「気持ち」を「休む」方法は【作家下川裕治の目線から】

「気持ち」を「休む」方法は【作家下川裕治の目線から】

ぼくがたまに読んでいる作家さんがいます。

 

下川裕治さんです。

物書きですが、バックパッカーです。

海外から「日本」というより、「日本人」を見ている人です。

 

「日本人」という人種の生き方にまなざしを向ける本があります。

「日本を降りる若者たち」です。

 

\生きる希望が見える場所とは/

日本を降りる若者たち 下川裕治著

 

日本は、いつから若者にとって「希望」が見えにくい国になったのでしょうか。

日本以外の国に行くと「生きよう」と思うようになれる。

そんな若者のエピソードも紹介されています。

 

それはなぜでしょうか?

 

もう二度と東京へは行きたくない。
D作
C助
日本に帰るのが怖い。
わたしたちは「外こもり」と呼ばれているんです。
みなさん

 

かつての日本には、アバウトさがありました。

日本以外のアジアの国では、今でもアバウが残っています。

 

日本は、平成に入ってから、時代が一段階成熟していきました。

元来、日本人は生真面目な人種ですから、真面目で誠実な生き方をすることが、家族からも周りのコミュニティからも求められてきました。

 

かつ、SNSの進化によって「自分なりの正義感」というものを、周り(世間)に知らしめることができるようになりました。

これが現代、実に厄介な代物です。

 

B美
便利な道具で、無いと困る!

という気持ちには、もちろん賛同。

ぼくも無いと困ります。

 

しかし、これまで良しとされていた「アバウトさ」が日本からどんどんなくなっていきました。

 

サンタ
結果。知らなくてもいい情報までもが、流れてくるような時代になりました。

 

元々、大人には「割り切って」物事を考える力があるのですが。

それをもってしても「疲れる」「割り切れない」情報の波が押し迫って来ています。

 

信義があいまいな情報、フェイク記事なども当然あります。

それによって、自分たちの生活が「苦しく」なってきているのですが、そんなことお構いなしに目先の「快」と「経済効果」に力が注がれている、といった日々を過ごしているのです。

 

 

「プロ意識」の大切さとは

「プロ意識」の大切さとは

日本人は「プロ意識」を重要とします。

 

どの職についても、プロとしての意識を高めること、それに準じた行動をすることが当然の美徳とされます。

 

さらにその人に結果が伴うと

E吉
やっぱり、あの人は「プロ意識」が高いからだ。素晴らしい心持だよ。

と賞賛されます。

 

と、そこまではいいのです。

その人を称えるだけでいいのです。

 

しかし、それによって追い込まれる人々がいるというのが現実です。

 

ああ、私にはあれほどの高い意識で行動することは無理だ。

やっぱり自分なんてダメな奴なんだ。

D作
B美
同僚や上司からもダメ扱いされるし。

 

この「気持ち」を持つことが「疲れ」になります。

 

 

タイのデパートの店員さんの話ですが。

A子
何?在庫?どこに置いているか知らないから、他のサイズのモノがあるか無いかは、私にはわかりません。
え?あなた店員さんですよね。
B美
A子
そうですが。何か?

 

この感じ!ワシは日本にもこんなんが欲しい!
サンタ

 

ラオスのレストランスタッフも。

C助
ん?注文かい?ワシ、今お昼ごはん中なんよね。
お客さん来てるのに、客席で堂々と昼ごはん食べる?!
D作

 

サンタ
そう!それ!ワシ個人的にはそれでええ。

それが嫌なら他の店に行くけえ。

 

東南アジアの人々のゆるい生き方で救われる日本人がたくさんいるのです。

 

>>下川裕治著 『日本を降りる若者たち』 日本で悩み続けたことがバカみたいに思えてきた バンコクをはじめ、増え続ける「外こもり」彼らがこの生き方を選んだ理由とは?

 

 

〈あわせて読みたい〉

>>インドに行くと人生観が変わる「本当の理由」は【新価値観】

 

>>誰にもたよらずインドで単独ホームステイする方法とその結果【1990年代の話】

 

 

「気持ち」を「休む」方法は【下川裕治の目線から】 まとめ

「気持ち」を「休む」方法は【下川裕治の目線から】 まとめ

今回は、下川裕治さんの「日本を降りる若者たち」という本をテーマに、日本人的な考え方についてまとめました。

 

ぼくの結論としては、

本来はどんなことでも「このことは自分が好きでやっていることだから、ほかの人のことなんて関係ない。」と考えればいいと思っています。

 

しかし「好きだ」という感情だけではなく、現実には「社会的なしがらみ」にとらわれつつ生きている人もいるのです。

そんな人たちが、少しでも「気楽」に生きていけるといいのに、と心底感じてやみません。

 

下川裕治さんの本には、そんなヒントがたくさんあります。

 

 

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おしまい



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