教員採用試験の1次試験を無事突破した人は、いよいよ「2次試験」ですね。
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教採1次選考の自己採点をしよう
1次の合格判定が出なくても、筆記試験は自己採点で70%以上取れていたら、すぐに「2次」の対策に取り掛かります。
7割は、1次突破にはぎりぎりかも知れませんが。
面接も加点されれば、十分合格圏内でしょう。
自己採点のために”解答速報”を探そう
解答速報の探し方
◆沖縄教採解答速報 フェイスブック まなび道 のような類の特化型サイトを検索するとか。
◆Twitterで ハッシュタグ #愛知県教員採用試験解答速報 等と入力し検索してみたり。
◆2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)の掲示板にも目当ての自治体の掲示板があり、解答速報をユーザーがみんなで協力して作り上げていたり。
◆教採1次の受験会場前で出待ちしている、東京アカデミーや協同出版、時事通信社等が、「解答速報が欲しい人は、試験翌日に、△△まで来てね。」とチラシを配っていることもある。そこにいけば、自分が受けた教採試験の完全な解答をもらうことができます。
待ってても来ない。とにかく自分から探しましょう!
1次試験が終わってから、1次の発表まで不安を抱えながら待っているのはもったいないですね。
ということで、次のアクションを考えます。
(1次突破の見込みが薄いときは、さっぱり切り替えて、他のことに専念します)
突破の可能性があるときは、すぐに2次対策へ。これは、1日でも早い方が良いでしょう。
2次選考用の対策に向けて
シンプルなことですが、必ずしておいた方がいいでしょう。
まずは自治体の概要を再確認
教採の2次は”合格しやすい”はウソ
1次試験は、教職一般教養・集団面接・専門教科の試験が中心。
だから対策は、「教職一般教養」や「専門教科」の学習に偏っているでしょう。
1次に合格していない人は
・筆記の得点力を高めていくことが重要
・1次で面接のみの人は、面接一本に集中
*面接集中とは、面接で得点化される解答をじっくり考え、いろんな質問に応えられるようバリエーションを用意しておくこと。もう一つのポイントは、「よくわからない、不安だ」というときも、おどおどせずに「堂々と」した振る舞いができるように普段から意識。
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いずれにしても、1次試験の合格ラインは厳しくつけてあるはずです。
1次試験で基準ラインに達しなかったら、バッサリ落とされます。
2次試験では、受験者個人のことを深く聞かれることが多いです。
じっくり選考されるので、時間がかかります。
そんな2次選考を控えているので、1次選考の合格ラインは決してあまく決められていないと考えていた方がいいと思います。
「教採の2次試験は受かりやすい」と聞くことがあるかも知れませんが、「受かりやすい」試験など存在しないので注意しよう。
受かった人は”得点が取れた人”です。
2次試験は、1次と比べると受験者数が少ないです。
だから、なんとなく受かりやすく感じているだけで、2次でも得点が取れなければもちろん落とされます。
1次合格したということは、波に乗っているはずです。
その勢いのまま2次試験も乗り切ってください。
2次試験に向けてやる2つの重点対策
1つめは、「専門教科」を徹底的に学習!
教科や年度によっても変わるが、
専門教科は
85点~95点くらいの得点率を狙っていくべきだ。
「専門教科」は、1次の「一般教養」の問題より難易度があがる。(試験種別はちがうけど)
難しくはなるが、そうは言っても、基礎的な内容にプラスアルファになった中級ぐらいの問題でしょう。
「専門教科」で面接や、小論文などのマイナスを巻き返せるくらい取っておきたいところです。
他の試験では、何が出てくるか予想しづらいけど、それに比べると「専門教科」は予想しやすい試験です。
自治体によっては、教採特有の問題も出題されるので、「広範囲での対策」が必要になります。
それでも、専門教科は、「自分が好きな教科」なので、たくさん勉強してもさほど苦痛ではないでしょう。
「専門教科」で一番点数をとりましょう。
2つめは、「場面指導」を叩き込め!
「場面指導」が、2次試験で実施されていない自治体もあるでしょう。
しかし、場面指導は、色々な試験の原点です。
ポイント
場面指導は、他の選考試験にもその答え方が応用できる。
例えば、
集団討論も、
小論文も、
個人面接も、
模擬授業も、
もちろん場面指導のロールプレイにも使えます。
場面指導をやっておくと、
今言ったような試験でも、場面指導の技量を応用的に使うことができるのです。
\場面指導・小論にも使える!/
幅広い対策に欠かせない「場面指導」ですが、注意点が一つあります。
次項にまとめます。
場面指導の学習でこれだけはしてはいけないこと【ポイント】
場面指導でのタブーはこれです。
×「個人の恣意的な見解で指導すること」です。
個人的な解釈、個人の勝手な見解で指導すると、指導に「偏り」が出てきます。
これはダメです。
独善的だと得点に結びつかないでしょう。
「道徳」の授業なんかも同じ。
「あなたの道徳」を授業してはいけない。
指導要領に位置付けられた「道徳」をします。
指導は、ひとりよがりではダメです。
指導に関しては、その自治体の「指導方針に準拠した内容」になっていることが重要です。
指導のポイントは
それぞれの自治体ごとの、
教育振興基本計画・教育アクションプラン・指導の重点項目 など(※自治体ごとに呼び名が違うので注意)の資料を頭に叩き込もう。
その自治体の、指導方針に示している通りの指導ができなければ、ふさわしい人材としての評価が得にくいはずです。
自治体の「指導指針」を知ることは2次の受験対策としては必須事項でしょう。
関連
たとえば、
>>愛知県教育委員会 あいちの教育ビジョン2025 第四次愛知県教育振興基本計画
>>岡山市教育委員会 教育振興基本計画令和5年度アクションプラン
など、各自治体ごとに教育施策が設置されています。
自分の感覚だけで答えて、それが、たまたま自治体の指導と合致していたらいいですが、答えを知っていた方が効率がいいはずです。
答えるときに、自信をもって言うこともできます。
あらかじめ、自治体の教育方針に関わる資料は必ず読んでおきたい所です。
ぼく個人としては、教採2次試験の必須対策だと思います。
受験自治体の教育施策は、時間がある時いつでも目を通せるように、試験日まで常に持ち歩いていました。
教採1次合格!2次試験までにした2つの重点対策【ポイントだけ抑える】まとめ
2次試験までの中心的な対策は、
「専門教科85%以上を取る学習」と、
「場面指導のパターンをできるだけ多く取り入れる」ことです。
1次試験の対策とは違いますよね。
教採の勉強をするときは、2次試験のことも視野に入れて進めていきますが、当面は1次試験のことが気になります。
1次突破したあとの期間だけが、2次試験に集中できるときです。
2次試験には、2次なりの対策をする。
2次で必須の項目はあらかじめ決まっています。
それに照準を合わせて、ポイントを絞り、効率よく学習を進めましょう。
他府県受験のときは
あと一つ。対策ではありませんが、
他府県を受験するときは、早めにホテルの予約を入れた方がいいでしょう。
教採は、試験会場が都心だけとは限りません。
特に、政令指定都市以外を受験するときは、試験会場が郊外の場合も多いです。
田んぼの真ん中にある学校や、最寄り駅が「無人改札口」になっているような田舎もあります。
他府県からの受験で、土地勘が無いときは、試験日程を確認して、早めにホテルの予約を入れておきましょう。
ホテルの件数も限られているし、安いホテルはわりとはやく埋まっていきます。
その他、筆記用具などはお気に入りの使いやすいもので。
消しゴムやシャーペン、えんぴつなどの予備も必ず準備しておきましょう。
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おしまい
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