今月の歌句(バックナンバー)
これまでトップページに掲載してきた歌句の足跡です。
ののしられ 水涌きいでつ 青い山
2023.6
雨の日や風の日や過ぎ上へとや はや吾越えつ朝の顔かな
2023.6
「また明日」 振り返り言う子 手を振る子
2023.7
物干しに セミとまり居り洗濯の 衣文を持つ手 ちらと眺めつ
2023.7
鉄棒につかまり体を引き上げる 空近づきし音消ゆるとき
2023.8
とおい空 薄千切れ行く白雲や ぽつんぽつんと雨しずく落つ
2023.9
書をかかげ空をいだきつ本読む子 一夜ひととき秋の風やむ
2023.11
金色の銀杏麗し世もありや ネオンに飾られ百色に光る
2023.12
古里の夜露香りし縁側に立つ 一つ二つと除夜の鐘さへ
2024.1
掛け声もマイナス2度に凍りつき
2024.2
新しい出会いと春の訪れの準備のように蕾ふくらむ
2024.3
こだまするスピッツの歌う「ロビンソン」のアクセントのような子の声
2024.4
葉桜や初夏日和しんしん浴び居りて ファミマの入店音受けなびきつ
2024.5